世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●いまさらカジノ?にあきれるが、二千円で抑止二度あきれる

2018年02月23日 | 日記

 

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●いまさらカジノ?にあきれるが、二千円で抑止二度あきれる

今夜はひと口コメント。安倍って奴は、本当に手のつけようのないアホだ。まぁ、安倍が考えたのか、博打利権屋のシナリオに乗っているのだろうが、観光立国をめざそうとしている理想とバクチは似合わない。
 どうも日本の政治家や官僚らには、芯の通った哲学が皆無だ。何でも儲けられそうなものには飛びつく。乞食のような奴らだ。それに、ホリックを出さない抑止策だと言って、依存症規制を目的として入場料2000円を政府案としたようだが、半分馬鹿だ。自民党内では“高すぎる!”との声が上がったが、これは大馬鹿だ(笑)。
 世間の常識という生活空間を知らないと、こういうノーテンキな意見が飛びかう。筆者が世間に精通しているかどうか定かではないが、規制する気なら、5000円程度が妥当だろう。無論、アルコール除くドリンク無料でいかがなものか?
 本質的には、カジノは日本の伝統文化上不要。丁半博打の方が、文化的意義や、仁義の日本など、文化的に意義はあるだろう。鉄火場を演出することは、江戸の雰囲気も味わって貰えるかもしれない。

≪ カジノへの入場料2000円案 これが規制とはあきれる
 この程度で入場者を制限する効果があるとは到底思えない。
 カジノを導入した場合の規制基準案を政府が与党に示した。日本人客から徴収する入場料は2000円とする。入場回数の制限は「7日間に3回」かつ「28日間で10回」だ。
 規制の目的は、ギャンブル依存症につながる入り浸りを防ぐためだ。
 入場料などは、政府が成立を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案に書き込まれる。  海外からの観光客を増やす目玉としてカジノ誘致は計画される。
 そこで問題になるのが、観光客と違い、常客となってのめり込みやすい日本に住む人たちの利用だ。  すでにカジノがあるシンガポールの場合、入場する国民から約8000円の入場料を徴収している。それでも、負けを取り返そうと入場を繰り返す人が後を絶たないという。
 2000円の入場料が効果的なハードルになるとは思えない。これが規制とはあきれる。依存症対策として極めて不十分だ。  入場回数の制限でも、月8回のシンガポールより緩い。
 シンガポールでは、月6回以上の利用者に対し通知を出し、銀行口座などを自己申告させたり、カウンセリングを受けさせたりしている。協力的でない人については、さらに入場回数を制限している。
 ギャンブル依存症の人の入場を防ぐきめ細かい対策が必要だ。
 それでも自民党からは、政府が示した規制の原案は「厳しすぎる」との声が相次いだというのだから驚く。公明党は政府案の規制は不十分との立場だが、与党の議論次第では、さらに規制が緩まる可能性がある。
 ギャンブル依存症の実態は深刻だ。厚生労働省研究班が昨年公表した都市部の調査結果では、依存症が疑われる成人の割合は2・7%(全国推計では283万人)だ。カジノが解禁されれば、この数字の増加に拍車がかかる恐れがある。
 与党は、IR実施法案と併せ、ギャンブル依存症対策への国の責務などを定める法案を国会に提出している。依存症は多重債務や犯罪などと密接に関連する重大な社会問題だ。
 野党も同じ趣旨の法案を別に出している。国会は依存症対策の審議をまず優先させるべきだ。
 ≫(毎日新聞2月23日付社説)



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