千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。

とあるお客様とのご相談で感じたこと。
(相談内容は、特許、商標や契約でした。)

特許を使って、
 自社商品・サービスのオリジナリティを守りたい!
 模倣を防止したい!
こう思われる方が多いようです。


特許がはたす機能として、
 間違っていないものの
 ちょっと違うなぁ
という部分もあります。



専門家から見ると、単に「模倣から守る」というよりも、

 「模倣から守る」
⇒他社から類似商品・サービスがうまれない
⇒自社の攻める力が維持される

 ※ここでいう「攻める力」の源泉は、「差別化要素」です。

そして、

 「模倣から守る」
⇒他社から類似商品・サービスがうまれない
⇒「自社商品等を欲しいと思う相手」に対する交渉力が向上する

というほうが正確かなぁと思います。

つまり、
 市場における「攻める力の維持」
 市場(お客様)に対する「交渉力の向上」
です。

 ※ルパン三世が、不二子ちゃんの言うことを聞いているのは・・・
   こういう要素があるんじゃないかと。
   仮に、ルパン三世が欲しいものが、不二子ちゃんの「容姿」とするならば、
   「容姿」が不二子ちゃんにとっての「攻める力」。
   「容姿」が同じで従順な女性が現れれば、
   不二子ちゃんの交渉力は下がるはず・・・
   もちろん、ルパン三世が欲しいものが、
   「あの性格」だとするならば、仕方ないですケド・・・



特許の活用が上手なお客様は、
特許による 「交渉力維持」のセンスがすさまじく・・・



大切なことは、
大企業の社長であろうと、個人事業主であろうと、
自分(自社)に「攻める力」があるかないか。

「攻める力」がないのであればまずは、「攻める力」を探す。

「攻める力」がみつかったら、「攻め力(PR・販売)」通した事業計画を立てる。

そして、事業の将来を見据えて、
「攻める力の維持」「交渉力」が必要であれば、
特許出願を検討されたほうが良いと思います。
(もちろん、コスパを踏まえた中で)

逆に、特許出願等で守りにくい場合は、
 いかにして守りやすい形(仕組み)をつくっていくか?
 次の違う事業を目指すか?
となると思います。




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