詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

詰将棋第二番<解説> 詰将棋パラダイス平成25年12月号・中級

2015-03-22 12:06:10 | 詰将棋
        第二番 詰将棋パラダイス平成25年12月号「ヤング・デ・詰将棋」

        2二飛、1四玉、1二飛成、同香、2三銀、同玉、3二銀不成、1四玉、
        2三銀不成、同玉、3五桂、1四玉、3二馬、1三玉、2三馬まで15手詰。

        初形の状況で玉が動ける場所は2か所しかないが
        焦らず手順を踏むのが唯一の道。
        初手3二銀不成、1四玉、2六桂までとしたくても
        3四の駒が桂なので諦めるしかない。
        初手3二馬も1三玉、1四飛、同飛で続かない。
        飛車を打つしかない。
        初手1三飛は同飛なら3二馬までだが同銀で無効。
        初手4四飛も1四に逃げられる。
        守備駒として機能している銀を外しにいく2二飛が正着。
        7手目3二馬もやは1三玉に逃げれれる。
        7手目は銀で馬を取る手が正解だが、
        その銀を捨てて桂が打てる態勢を作る。収束は馬と桂のコンビネーション。
        戻って2手目1三玉は3二飛成、1四玉、1二飛成、同香、2三銀、
        同玉のタイミングで桂が打てるので早く詰み作意にはならない。
        トリッキーな展開の中にも作意5手目から10手目まで銀が活躍する流れは
        「まるでピアニストが鍵盤をたたいているかのよう」
        だというのは言い過ぎだが書かせてもらう。

        この作品は創作初期に作ったもの。
        初入選作の第一番は完全な入選狙いでしたが、
        この第二番は、どう評価されるかなという気持ちで投稿しました。
        課題と合致したのでお言葉に甘えてヤン詰課題用に投稿し
        解付きコーナーに発表の場をもらえました。
        入選に至らなくても詰パラ掲載の名誉がもらえました。
        初めて世に出た私の作品です。
        (詰パラ初発表作。平成24年作。)


        
        <第9週週刊将棋五段問題封じ手(第1587回・3月4日号)>
        先週掲載した私の封じ手は▲7三桂不成。
        週刊将棋の解答は▲7三桂不成。
        正解。9問中8問正解。正解率89%。次正解すれば9割の大台に乗る。
        <第10週週刊将棋五段問題封じ手(第1588回・3月11日号)>
        私の封じ手は▲7三飛不成。成るとトン死。
        今日は「不成」のオンパレードだな。



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