【ロンドン=岡部伸】英王室は20日、今年秋からウィリアム王子(34)とキャサリン妃(35)夫妻が生活の拠点を南東部ノーフォーク州からロンドンのケンジントン宮殿に移すと発表した。高齢となったエリザベス女王(90)の公務を軽減し、夫妻が多くの公務を担う。

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1か月前にエリザベス女王が90歳になったのを機に公務を軽減されるというニュースがありましたが

英王室 エリザベス女王の負担軽減で公務縮小へ

本格的に女王の公務を軽減する事に。

それに伴い、ウィリアム王子とキャサリン妃夫妻がケンジントン宮殿に引っ越され、

ウィリアム王子夫妻が多くの公務を担うようです。

イギリスでは、そうやって退位されなくても徐々に次代へと引継ぎをするのでしょう。

 

こういう方法もあるのです。

陛下も退位されなくても負担軽減することが出来るのですが、完璧主義の陛下のお気持ちが許さないと。

 

高貴な方でも庶民でも、年と共に体力の衰えがきます。

庶民は気軽に退職したり、後進に譲ったり色々できます。

企業なら、それぞれの社の方針や規約があるでしょう。

 

では皇室はというと憲法や皇室典範 という法律があり、その1章4条で

天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。

とあり、また皇室典範では「天皇が崩じた時に、皇嗣が直ちに即位する。」

と、皇位継承は天皇が崩御した時だけとしているので、

天皇陛下のお考えで崩御以外で皇位継承すれば、憲法にも抵触するのです。

ですから、天皇陛下のお気持ちはよくわかりますが、

イギリス王室の様な対処も出来るのですから、敢えて今退位をする必要があるのか

素朴な疑問としてあります。

 

なぜ摂政の道を選ぼうとされなかったのでしょうか。

皇室典範では

天皇が、精神若しくは身体の重患又は重大な事故により、国事に関する行為をみずからすることができないときは、皇室会議の議により、摂政を置く。

とあります。

世界的にも高齢化社会です。

摂政を置く場合に「高齢により」を追加すれば済むのになぜ敢えて退位をお急がれになるのでしょう。

今回、憲法学者なる方は何も見解を述べていません。

憲法の解釈についてあれこれ言っていない不思議さ。

 

政府の考えとしては特例法で今回に限っての退位となりそうな気配ですが、

英国王室の対応も参考にして頂ければと思います。(ま、無理でしょうが)

 

 

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