政府は13日、天皇陛下の譲位を可能にする特例法を16日に公布する方針を閣議決定した。
譲位に関する日程は、公布日から3年を超えない範囲で皇室会議の意見を聴き、譲位の日となる施行日を定める。遅くとも平成32(2020)年6月までに譲位が実現する。
特例法は9日に成立し、約200年ぶりの譲位が可能になった。陛下の譲位後の称号は「上皇」、皇后陛下は「上皇后」となる。
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本日6月13日(火)定例閣議案件で、
天皇の退位等に関する皇室典範特例法が決定しました。
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2017/kakugi-2017061301.html
正式法律名は「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」です。
報道各社は正式名は言わず、「天皇陛下の譲位を可能にする特例法」とか
「天皇陛下の退位を実現する為の特例法」など、言い替えているのが気持ち悪いです。
長い法律名なら省略するのも分かります。
そもそも「陛下」は一代限りだから付けない事にするって言っていませんでした?
その後、今上陛下に限るようになったのかもわかりませんが・・・。
これで法律が正式に決まりましたから、もう後戻りはできませんね。
憲法違反の疑いが強い天皇退位。
誰も公にはこの事を指摘しませんでした。
憲法学者も。 テレビも。
自民党は言いたかったけど、世論の反応も気になるから言わなかったとか?
皇室側の戦略勝ちですね。(皇室なのか宮内庁なのか、はたまた野田佳彦とその仲間たちか・・・)
NHKで退位のお気持ちのおことばを発表されたら、仕方がないです。
日本人ってそういうものですから。
そして皇室の成り立ち、歴史的経緯、諸々の事を知らない国民ですから。
世論調査では退位反対は1割ぐらい?
だって畏れ多いのに天皇陛下と自分のおじいちゃん、
街で見かけるおじいちゃんと同じ感覚で見ているのですから。
「80歳も過ぎているのにこれ以上働いてもらうのは忍びない、お可哀想」が多くの人の感想です。
でも違うんですよね。
お宅のおじいちゃんと、歴史が違う。身分が違うのですから。
世界中からの賓客は天皇陛下と会いたがり、それが名誉になるのです。
ですから多くの税金を使っても誰も文句も言わないし、
好き勝手しているように見える方にも文句を言わない、言えないです。
反面、姓が無いし、選挙権もないし、一般人のような戸籍もありません。
自由があるような無いような・・・。
公布されてから3年以内に施行ですから、平成32年6月までには退位され皇太子殿下に譲位されるのですね。
譲位と同日に即位となるのでしょうか。
平成30年中に退位だと思っていましたが、遅くなる可能性もありそうです。
譲位されたら、天皇陛下は上皇に、皇后陛下は上皇后になります。
ただ、解せない事がいくつかあります。
職員数が変わらないとか、お住まいが東宮御所になるとか。
私は一宮家と同じ扱いになるのだと思っていました。
ですから、皇太子ご一家が御所に、秋篠宮ご一家が東宮御所に、
そして両陛下は秋篠宮邸か香淳皇后陛下のお住まいだった吹上大宮御所に。
そうでないとおかしいですよね。
きっぱり公務から離れるのですから。
それに東日本大震災で停電があった時、「私たちも同じように電気の無い生活を」と
国民に寄り添った姿勢をお示しになられましたから。
ですから、お住まいは東宮御所へとお勧めしてもご辞退されると思います。
そう信じたいです。(そうでなかったらおかしいです)
ただ一つ心配事が。
雅子さま、最近見かけませんね。
愛子さまも。
大丈夫でしょうか。
雅子さまは皇后陛下の立場に耐えられるのでしょうか。
皇太子妃でも体調の波が、しばしば訪れていました。
それが頻繁に訪れるでしょうし、更に重篤な精神状態になるやもしれません。
皇太子殿下は「雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」と言っていました。
今上陛下は「高齢の為思うように象徴としての務めが果たせない」との理由で退位を望みました。
現皇太子殿下が、重圧に耐えられない雅子さまを思い退位の希望を表明する可能性も。
今上陛下が前例をおつくりになりました。
政権が思うように動かなければ、NHKを使いお言葉を述べて、政権を動かす。
そして最後には男系男子がいなくなり、皇室は衰退し、廃止への道へ。
そうならないとは限りません。
それだけ皇室典範を特例とはいえ、変える事は大きなことで
将来に大きな影響を及ぼす事も考えておくべきだと思います。
内容的には、まだご不満とご友人たちが揃いも揃っての発言で、
ご友人レベルでわかり得る事もあります。
“譲位”を使わない理由を、青山氏は憲法違反にならない為の策と言われていましたが、
政府判断とすれば、最善策としたかも知れませんが、もう手垢がついていると思います。
衆参本会議も通過した時点で成立ですが、すべては昨年のNHKスクープからの事で、
それ以降の不可解な新聞発表や宮内庁・政府の否定発言やらと、奇怪な状況を見せられてきました。
不愉快な事でした。
次世代である東宮問題も矮小化させ、何等瑕疵の無いかの如くのスルーぶりには、呆気にとられました。
今上の老人特有の症状も見逃す事無くと思えば、正常な状態であられるのかすら、疑いたくなります。
秋篠宮家の御立場にも殿下に予算増額のみとされ、相変わらずの不自由なやりくりでしょう。残念です。
保守の心ある国会議員に望みを繋げればいいのですが、どうなんでしょうか?と、感じます。
女性宮家の対抗策としても意味のある“旧宮家皇籍復帰”は、机上にあるべきと思います。
譲位だろうが退位だろうが、天皇陛下が意向をNHKで述べられ、その「おことば」を受け政府が動いたのですから憲法違反でしょう。
そうならない為に、政権は難儀しているという印象です。
皇室についてあまり知らない国民が多いです。(私も知識がなかったのである程度ネットで調べましたが)
ですから、今回の退位や秋篠宮殿下の待遇に疑問を持たない人も多いです。
それが世論調査の結果として出ていると思います。
秋篠宮殿下は皇太子待遇ですが皇太子ではないんですよね。
それは秋篠宮という名称が国民に馴染んでいるからと、理解不能の理由。
またお住まいも予算や職員数なども冷遇されているのでは?と思わずにはいられません。
一応予算は増えるようですが完全な内廷待遇ではないようです。
畏れ多いですが、退位後の陛下は一宮家と同じ待遇が妥当だと思います。