遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

榠樝と言う実

2017年11月22日 | 年中行事

おはようがんす

榠樝は昔からある古い果樹だ

然しこれ程密かに愛されている果樹も少ない、その実の大きさに惚れ込むしその色の黄金色にも愛着がある

此の木は確かに強いし生き残り術にたけている果樹だ

春の芽吹きに続いてすぐ花芽を持つ、桜や林檎や梨と言った樹ほどに花の数は付けない、  

少数精鋭主義で少ない花だが薄ピンクの控え目の色香が好きだ

そして大きな葉っぱで夏の間も見事な緑陰を整えて涼やかな日陰を提供している

 今年は剪定がうまくいって沢山の実が成った、例年より少し多く成った様だ

此のコンテナに二つほど,約50kg位収穫できた

この実を小さくスライスして純粋に榠樝の持つ水分とエキスを抽出して榠樝シロップを作る

完熟していたんだ部分や虫食いの部分などを丁寧に除去して細断する

勿論榠樝が完熟すると表面保護のために出している油成分についた自然界の埃などを拭き取る

こうして細断した榠樝の実を広口瓶に満杯に詰める、適量の砂糖を加えて蓋をしておく

浸透圧の原理で殆どの水分とエキスが抽出される、しかもその速度は速い

此の写真でもわかる様に四日でこんなに抽出される、種も一緒に入れる、此の種にもたくさんの漢方成分

があり、たいりょうのビタミンCを含み。せき止めや疲労回復に造血作用があり女性には特に効果が認めら

れている

生長すれば堅い耐久力の有る木材となり国産の木材では一二を争う固い樹です、よく床柱などに使用され

る木材で割と高価なものです、自然派志向に徹している娘の制作で、ちょっとした風邪や運動の跡などに

利用しています

夏のゴルフには私の必須アイテムでプレイ中の喉を潤すとともに疲労回復に充てています

 

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初成りの胡桃 | トップ | 恵比寿講 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スーパーで発見 (橙)
2017-11-22 21:22:02
カリンの実、先日初めてスーパーで売られているのを見ました。今年は生り年なのでしょうか? よそのお宅で大きな実がたくさん付いているのをよく見かけます。
遊童子家では50kgも採れたとはすごい量ですね。この実が薬用効果が大きいとは知りませんでした。今まで見たことが無いスーパーでの販売もこういう効果が広まったからでしょうか。
見た目はリンゴやナシのようにきれいな形ではありませんが、香りと大きさには十分対抗できそうです(^^;)
実も材も有用な植物なのですね。
ピンクの花もなかなか可憐です。
<橙>
榠樝 ( 遊童子)
2017-11-27 10:47:16
橙さんへ
こめんとありがとうございます
ピンクの花の可憐さはとても他のバラ科の花の及ぶところではなくとても心和む花です
そして其のピンクのグラd-ションが絵にすると難しい花だと思っています
昨日今日は其の榠樝の実を板絵に描いています
何枚書いても気に入った絵ができません
でも飽く迄手慰みですから
、、、、、では又
カリンという木 (群馬の山さん)
2017-11-27 22:31:43
 遊童子さんこんばんは、お手数をおかけして申し訳ありませんがKさんの件よろしくお願い致します。

 ところで「花梨」という床柱などにする木は果物のカリンとは別の木のようです。私の家の床柱もカリンで、大工さんにものすごく重い木だと云われていて、ずっと果物のカリンなのだと思っていたんですが、どうもおかしいとネットで調べ直したら、この木は豆科の熱帯樹木だそうです。
榠樝 ( 遊童子)
2017-11-29 07:30:56
山の様
こめんとありがとうございます
お教授を戴き有り難うございます
確かに市販されているカリンは熱帯の草本科の木で
アガチス、とかラワンとか、或いは紫檀黒檀、鉄刀木、等と同じ種類の木で日本の榠樝に木目が似ているので、業者が花梨となずけて売っている物です
現地へ行って見るととても大きな樹で一本の木で床柱が80本もとれると言う代物です
比重が1.2~1.4くらいあって、一年に二期ある、乾期と雨期の度に年輪ができてさながら日本の木の様な杢目が出ます
比較的に安い値段で手に入るのでよく使われます
日本の榠樝もよくつかわれまして、やはり乾くと固い重い樹ですが難は虫に入られることですがそれも持ち味の一つと言う事で良く使われます
全国から銘木屋が集めて来て加工しています
虫食いによる変則杢目が楽しみな玄人受けのする
樹です
日本の木も見直して新しい使い方を模索しています
南天、牡丹。躑躅、等と言う木でも昔は床柱や落し掛けに使ったと言う記録があります
色色な失敗もありますが色色な樹を使って楽しんでいるのが建築屋の密かな楽しみでもあります

カミムラ氏の件連絡を取っています
では又









コメントを投稿

年中行事」カテゴリの最新記事