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先日は石垣島でやぎ祭りがあり、私と友人がヤギとのふれあい出店をお願いされました。

子どもたちが赤ちゃんやぎたちと触れ合い、乳しぼりを体験することで気持ちも癒されるだろうという希望をもって企画し、実際その通りになったのです。

しかし、あまり大勢の人が来たためか、癒し手の子ヤギたちは疲労しまくり、乳やぎは乳房炎にかかってしまいました。

たぶん普通の人が求めている癒しは、触れ合うことで穏やかになったりエネルギーを受け取ったりという「受ける愛」なのでしょう。

それはそれですばらしいことです。

人は愛を受けることで より愛情に満ちあふれるので、世界に愛を増やすことになるからです。

でも与える愛はもっとあなたを穏やかにして愛情深くしてくれます。

さらに、与えるときは他人に分け与えるという感じではなく、自分自身の痛んだ右手をさすり血液の流れをよくするように、自分の一部として愛を共有するという気持ちになれるとよいのです。

そうすると相手との壁が薄くなるので、さらに自分の波動も高くなり、さらに穏やかな気分になります。

でも、あなたに余裕のない時は受けることに専念してください。

果物の樹にしても初めは太陽や水、土中の栄養分を無償で受け続けて大きくなるのです。

もしそこで果物の種が外からの無償の愛を拒否してしまったら花を咲かせることもないでしょう。

しかしたっぷり受け取って大きくなったら、ついには美味しい実をいっぱいつけて人々を癒し、自分の種も広がっていくのです！

私は子供時代は古風で厳しい親に育てられて自殺まで考えたこともありましたが、

世界放浪をしながら多くの人に愛情を受けて、今はその愛を返していきたいと自然に思えるようになってきたのです。

ケータイ電話もちゃんと充電しなければ役に立つことはありませんね！（笑）

私もマッサージやヒーリングのセッションの前には自分を整えることに専念し、余りコンディションが悪いと施術をお断りすることもあります。

ここ数日、私は一人で牧場に泊まりこんで動物たちを観ていますが、動物は人の気持ちに良く反応するなーと感心したり反省したりです。

しっかり受けて、しっかり与える。

こういった交流がみんなにとって普通になってくれば、お互いの壁が消え失せて最後には世界は一つになるんだろうなって思います。

その状態こそが真の癒しと呼べるものだと思っています。

もちろん奪うことと受けることは違うので、自然に受けるものが寄ってこないときはちょっとだけ与えてみましょう。

与えるのは物やお金でなくても、ちょっとした気持ち、笑顔、道に落ちているごみを拾うことでも構いません。

プロの賭け事の道で２０年間一度も負けたことがないという桜井章一さんも、

運をよくするには、忙しい食堂では食べた後のお皿を片付けやすいように揃えておいたり、おばあさんが道路を横断するのを手伝ったりすることだといっています。

そして余裕があれば自分にもご褒美を与えてみましょう。

そしてその「自分」というものが家族、地域の人、種族、人類、すべての生命にまで広がっていけば素晴らしいことが起こるはずです。

受ける人生、与える人生。

こんなことを念頭に置いて暮らしていくと、人生が何か神秘的に感じられてくるのですよ。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。