プラセボと全身呼吸で心身改造! | タイ古式施術deどうなってしまう?!

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ニコです。先日心拍計を買ってみました。
血圧も測ることができて心電の波形もタブレットで出せるのでいい感じです。



血圧に関しては以前からある程度変化させることができたのですが心拍数をモニターしてみて心臓の鼓動も変えられるんだということがわかりました。

特にモニターしながらだとやりやすいです。


以前ヒマラヤで5000m超えた時に心臓がすごい速度で拍動して呼吸困難に陥ったことがありましたが、ふと気持ちを落ち着けると急に楽になってそのまま頂上まで駆け上がったことがあります。

今考えるとその時は心拍数が落ちたので楽になったのではないかと思うのです。

これはけっして心臓を無理にコントロールしているのではありません。

心や身体の緊張によって肉体に酸素を取り入れようと必死になるので心臓がフル活動をしなければならない状況があり、
そこで心が落ち着くことによって体もリラックスしてゆるゆるになり、
結果として心臓はそんなに頑張らなくてもいい状況になるので拍動が落ちるのだと思います。

ですから心臓の鼓動をゆっくりにする訓練をすれば、運動やその他人生の苦しい状況にも楽々と耐えられるようになっていくのではないでしょうか。


でも心拍数を変えることが身体に悪いと感じているならばやめたほうがいいでしょう。
肉体への影響はその人の概念に影響されるからです。


以前私が四国でお遍路をしていた時、足首と膝が激痛が始まり、他のお遍路さん達に今病院へ行かないと取り返しのつかない事になるよ!と脅されました。

彼らによると、あるお遍路さんは無理に歩き続けて最後には入院し、もう歩けない体になってしまったということです。

でも私はスペインの巡礼路カミーノで歩きながら痛みが全て消えた体験があり、今度も同じことが起きるだろうと期待していたのでそのまま歩き続けました。

すると期待通り15番目のお寺を過ぎた時、いきなり全ての痛みが消えてしまったのです。

そしてそのまま最後までかなり快適に歩き続けることができました。

歩けなくなったお遍路さんはきっと意識状態など考えることもせずに、ただひたすら無理やりがんばって歩き続けたのだと思います。

別の話をすれば、
私はバスや電車の中でつり革を持たないことで足の強さと反射神経を鍛えていたのですが、
旅行中に会ったある人は吊り革を持たないと足に負担がかかりすぎるので膝が悪くなると信じていて、
本当に膝が悪くなってしまったのです。


だいぶ前に読んだアンドルー・ワイルの「人はなぜ治るのか」という本に書いてあるのはもっと面白い話です。

テングダケは猛毒のキノコでそれと知らずに食べてしまった人は中毒症状になり、場合によっては死ぬこともあるらしいのですが、
その同じキノコをそれと自覚して食べた人は、気分も悪くならず治療の必要もないということなのです。

そして夢見心地になり知覚が研ぎ澄まされ、様々な高次元意識を体験するということです。

つまりそうなると期待して食べることによるプラセボ効果なのです。

そんなわけで心臓に影響を与えるからって危険だとか思わないでくださいね。
もちろんこれはコントロールしているわけではなく、結果的に心臓が穏やかになるということなのですが、
少しの疑いでも排除しておかないとやはり何らかの影響が出る可能性はあるのです。



さて心臓を落ち着けるためのリラックス法ですが、
土地の改良法が土壌に水と空気が通りやすくなるように石を取り除きふわっとさせるのに似て、
身体の細胞を構成している分子の間隔を広げてあげるのです。

そのためにはその部分を意識することも有効ですが、大量の酸素を送り込むことが簡単で効果も高いと思います。


というわけで全身呼吸です!
既存の呼吸法には胸式呼吸や腹式呼吸がありますが、さらに腰や背中も動員することでさらに大量の酸素を取り入れることができます。

私はつい先日呼吸実験のために人生で初めてハーフマラソン(西表島23km)にあまり練習もしないで出場してみましたが、
常に時速10数kmで最後まで走り続け、疲れも痛みも全く残りませんでした。


さて胸式では肋骨の周りにリラックス感を感じているとやりやすいです。
そして胸を広げて前面に呼吸を入れた後、続いて(胸は開いたままで)背中も横に広げていきます。
そうするとさらに息が吸えるのがわかると思います。

一人ではむつかしいという人もいるので、初めは誰かに肩のあたりをもって横に広げてもらうといいでしょう。

同じ要領で腹と腰、会陰(えいん)、脇腹などにも空気を入れることができます。


筋肉がカチンコチンの人は柔らかいマッサージを受けるかお風呂上りにでも練習してみてください。
酸素が十分に入るようになれば身体も楽になり、気持ちも落ち着いてくるはずです。


こういう呼吸が習慣になれば強いですが、
苦しい時に意識してやるだけでもずいぶんと楽に感じるはずですから、ぜひ実践してみてくださいね。

昔のブログ「生き延びるための呼吸法」というのがありますが


こちらではもう少し詳しく方法を書いています。
是非読んでみてくださいね!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!