活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

丸呑み1

2018年01月01日 | 法理

「他人の学説を丸呑みにする」という言葉があります。

 

ある有名な「覚者」は、「つまるところ、道とはどういうことですか」

という質問に対して、「ただ、あるべきように」と答えました。

 

それを聞いた修行者が「ただ、あるべきように」が道の究極だったと

理解(認める)したならば大変な間違いになります。

 

何故ならば、「ただ、あるべきように」とのお示しは、

「覚者(結果に至った人)」のお言葉です。

 

未だ結果に至らない修行者が、そういう言葉を知(識)って

自分をその言葉に沿わして修行していたとしたら、間違いだと

いうことに気が付かなければなりません。


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