「他人の学説を丸呑みにする」という言葉があります。
ある有名な「覚者」は、「つまるところ、道とはどういうことですか」
という質問に対して、「ただ、あるべきように」と答えました。
それを聞いた修行者が「ただ、あるべきように」が道の究極だったと
理解(認める)したならば大変な間違いになります。
何故ならば、「ただ、あるべきように」とのお示しは、
「覚者(結果に至った人)」のお言葉です。
未だ結果に至らない修行者が、そういう言葉を知(識)って
自分をその言葉に沿わして修行していたとしたら、間違いだと
いうことに気が付かなければなりません。