活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

「有る無し」について1

2018年03月28日 | 法理

人間(にんげん)の考える「無い」ということは、「有る」ということに対しての

「無い」しか考えられないのです。


そもそも人間がどうして出来たということは、誰にも分かりません。


分からないのに物心付いてから「これが自分だ」と思い込んでしまったところから

「全て自分が基準」に成ってしまいました。


極端な話をすると、戦争の時だと「人を殺す」ことが「善」になって、平和の時は

それが「悪」になるということです。


戦いというのが全部「聖戦」になって「悪い戦争」をしている人はひとりもいないのです。

全部「善い戦争」をしていることになっているのです。


そもそも「平和」というのは、一つに成らなければ「平和」には成りません。


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