三月は

広島アンティークマルシェに

京都大アンティークフェアと

春の西日本を駆け巡りましたが

 

どこも桜には早くて肌寒くて

もっぱら宿と会場の往復のみ

この時期は毎年京都の桜が楽しみなのに誠に残年。

 

福岡もまだ寒くて

そこまで見えているのに

春の実感からは遠い感じです...

 

が、暦は

4月に入りました!!

 

京都から帰った次の日

朝っぱらから友人が電話してきて

「ねえ、刺繍糸少し分けてくれる?」

 

あら、なんとも珍しいことでと思っていたら

子供の幼稚園の通いバッグや体操着入れなどを作ってやらなきゃいけないらしい。

 

一番下の子がこの春から幼稚園に通うのだと言ってましたが

今更間に合うのでしょうか?

 

「作るには作ったんだけどね。

朝ドラ見てたらいきなり、あんな刺繍して!!って。

うちには刺繍糸ないよ、って言ったら

あなたのところにいっぱいあるっていうのよ。」

 

春は、子供達にはワクワクする楽しい季節のようですが

親達は結構大変な時期のようです。

 

自転車に件の娘を乗せたたくましい姿で10分後に駆けつけた彼女は

助かった〜とばかりに

 

刺繍の本から図柄を選び

刺繍糸を物色して

「ついでに刺繍針も貸して〜、刺繍枠も」

と言って、おもむろに刺繍を始めました。

 

 

「お兄ちゃん達の時にはこんなことしたっけなあ?

忘れちゃったわ」

 

すでに高校生と中学生になったお兄ちゃん達。

年の離れた待望の女の子。

みんなでお姫様のように可愛がられて

愛らしく育ちもう幼稚園。

 

母が刺繍している姿をおそらく初めて見る目は

「お母さん、出来るの?」

と言いながらも、キラキラ。

 

いつもはうちに来るとあちこち探検して回り

これ何?これ何に使うの?と質問攻めの彼女も

今日ばかりは、じっと母親のそばを離れません。

 

なんか、微笑ましねえ〜。

 

「何言ってるの、私は必死なんだから」

 

でしょうねえ。

でも、ねえやってよと言わなかったのは偉いと思いますよ!

母のプライドかな?

 

出来上がった刺繍を指差して

「これなあに?」

「イニシャル」

 

ねえ、イニシャルってなあに〜。

と大声で私に駆け寄ってきたのは

私に対する心遣いだったのかな?

 

ほっこりする春の朝の出来事でした。

 

さてさて、

他人事ではありません、4月です。

 

Gallery壹は久しぶりに福岡でフェアをします。

 

恒例の復古堂ギャラリーでのフェアです。

 

Gallery壹のアンティークフェアin復古堂ギャラリー

2017年4月11日(火曜日)〜15日(土曜日)

11:00〜18:00

 

今回は、いつもの布目屋さんに加えて

関東からキャッツクレイドルさんも迎えての開催です。

 

 

春の1日をアンティークのお話で盛り上がりながら

ご一緒に楽しく過ごせたら嬉しいです。

 

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

 

..........Gallery壹より愛を込めて