● 不安をあおるキャッチコピーは効果がありそうだけど……
「不安にさせるキャッチコピー、
効果はありそうだけど使ってもいいのでしょうか?」
という質問をいただいたことがあります。
コピーライター&広告コンサルタントの河本樹美です。
不安は解消したい。危険は回避したい。
そのような気持ちが強く働くので、
不安や危険を提示すると注目されやすく、
効果が期待できるキャッチコピーになります。
一種の脅しですから、
強い表現になりすぎない配慮が必要です。
「伝えないと大変なことになる!」
「必ず知っておいた方がいい」
という場合などに使うことをおすすめします。
ネガティブなことばかりを伝えられるのは、
心地いいものではありません。
頻度が高いと、読むことを避けたくなりますね。
(ブログも同様です)
不安をあおるといえば、
先日のNHKの番組もそのようなタイトルでした。
サブキャッチは、
「そのストレスは、ある日突然、死因に変わる。」
確かに、ストレスはさまざまな病気の要因になっています。
そのことをどうにか解決したいと、番組を作られたのでしょう。
強烈なタイトルが、制作者側の思いも伝えていますね。
番組は2回連続シリーズで、
1回目はストレスの正体の解明、2回目は対処法でした。
私は2回目を見て、
簡単で、効果のあるストレス対策を教えてもらいました。
ストレス対策、すぐに取り入れようと思いましたよ。
会社勤務に比べて、かなりストレスは減りましたが、ゼロではありませんから。
「キラーストレス」
いいネーミングですが、安易に使えませんね。