メンタルヘルス…足立から発進

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琵琶の夕べ…舎人地域学習センター

2015年08月25日 | 足立区便り
8月22日はステキな催し物がありました。
それは琵琶の弾き語りです。

櫻井亜木子先生が演じる琵琶と語りで味わう「怪談乳房榎」です。

和室を暗くし、ゆらゆら揺れるろうそく、実は(電気)です。入場者の数、26代のろうそくを点々と並べて演出効果満点
  
さらに左奥のふすまは開くとはなんと鏡になっています。

先生のりんとしたお声と琵琶の音色、その鏡には子を想う父の姿が、、、。

「怪談乳房榎」は歌舞伎でも上演されます。私もかなり前に5代目勘九郎で観たことがあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E8%AB%87%E4%B9%B3%E6%88%BF%E6%A6%8E
 絵師として活躍していた菱川重信の妻・お関に惚れてしまった磯貝浪江という浪人は、重信の弟子なってお関に近づき、関係を持たないと子供を殺すと脅迫し、お関と関係を持ってしまう。それだけでは飽き足らない浪江はお関を独占し、かつ重信が築いた莫大な財産を手に入れるため師を惨殺する。夫の死のショックで乳の出なくなったお関の元に、死んだ重信の亡霊が現れ、乳を出す不思議な榎が松月院にあると教え、やがてその榎の乳で育った子・真与太郎は父を殺した浪江を討ち仇を取る。Wikipedeaには載っています。

今回の上演は女性の挽き語りと言うこともあるのでしょう。お関の視点を中心に演じられているようです。

櫻井亜木子先生は琵琶奏者として日本だけではなく中南米や世界も回られています。その様子はhttp://www.city.adachi.tokyo.jp/bunka/chiikibunka/shogaigakushu/documents/11toneri2708.pdf8頁で
その先生の演奏を2mの至近距離から鑑賞できるのはここセンターだけだと想います。昨年の12月も忠臣蔵を演じられ、りんとして瑤泉院様を彷彿させていました。平家物語がお得意とか、次回は耳なし芳一をぜひ拝聴したいものです。

9月12日に日本橋公会堂で公演があります。
http://tomoyanakai.com/schedule/?p=991
9/12 結成5周年特別公演 第17話「情炎」

「八百屋お七」・「耳なし芳一」・山月記 他、

□日時:9月12日(土)17:30開場  18:00開演
□場所:中央区立日本橋公会堂
  中央区日本橋蛎殻町一丁目31番1号 日本橋区民センター内

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区内で楽しめる琵琶の弾き語り、こんな間近で演奏を楽しめる機会はそうあるものではありません。

怪談といえば牡丹灯籠、これも女性の視点から演じていただきたいものです。先月、歌舞伎座で観ました。玉三郎というからどんなに綺麗で壮絶な幽霊が、と思っていたら、おかみさん役、中車とのからみも良かったけれど、やっぱり玉三郎は美女で観たかった。ふと思ったのはこういう世話物のおかみさんを演じられる女形がいないのではいうことです。一昔前なら芝翫をはじめとして女形が充実していました。若手の役者さんの成長が待たれます。 

櫻井先生 次回も楽しみにしています。
   

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