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心の病、労災認定472件・・・働く人に健康を

2016年06月28日 | 労働
心の病、労災認定472件 脳・心臓疾患も高止まり

2016年6月27日 (月)配信共同通信社

 厚生労働省は24日、仕事が原因で精神疾患にかかり、2015年度に労災認定されたのは前年度比25件減の472件だったと発表した。うち過労自殺(未遂含む)は6件減の93件。申請は59件増の1515件で過去最多だった。

 仕事による脳・心臓疾患の労災認定は26件減の251件。うち死亡つまり過労死は25件減の96件だった。精神疾患、脳・心臓疾患の労災認定は共に減少したものの依然として高い水準だ。働く人の精神的不調を防ぐストレスチェックの徹底や、長時間労働の抑制といった対策が求められる。

 精神疾患の職種別認定件数は、一般事務が最多の61件。次いで管理職42件、自動車運転34件だった。原因となった主な出来事は、「仕事内容や量の変化」が75件、「嫌がらせ、いじめ、暴行」60件など。女性で「セクハラを受けた」も24件あった。残業時間にはばらつきがあり、月平均20時間未満で認定されたケースもある。

 脳・心臓疾患の職種別は自動車運転87件が最多で、管理職22件、営業20件が続いた。残業時間別では「月80時間以上、100時間未満」が最多の105件、「100時間以上、120時間未満」が66件で大半を占めた。160時間以上も18件あった。

 政府は昨年、過労死等防止対策推進法に基づき「将来的に過労死ゼロを目指す」との大綱を閣議決定。一方、国会に提出した労働基準法改正案は労働時間規制を緩める内容で、労働者側から「過労死が増える」との批判も出ている。

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