「クローズアップ現代+」を見て悩みを深めた管理組合へ | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは。廣田信子です。

 

1019日、NHKの「クローズアップ現代+」で、

「追跡!マンション修繕工事の闇 狙われるあなたの積立金」

が放映されました。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4049/

 

テレビの影響力はよくも悪くも大きいので、

修繕積立金がコンサルタント等や工事業者に

不適切に搾取される実態があることが、

かなり広く一般の知るところになったのかもしれませんが…

 

その後の反応はというと、

 

実際に大規模修繕工事を検討中の管理組合から

あれでは、じゃあ、どうしたらよいかわからない…

という声が多く聞こえてきます。

 

管理組合がかえって迷うような

ちょっと乱暴な「要注意ポイント」も

放映されていましたから…。

 

この問題は、私のブログでも、

20日から連続で書いています↓

https://ameblo.jp/nobuko-hirota/entry-12285302849.html

 

また、先日は、

この問題が表に出るきっかけをつくられ

marta(一般社団法人マンションリフォーム技術協会)の

柴田会長に、

マンションコミュニティ研究会で

「設計コンサルタントの選び方」についてお話頂きました。

http://www.mckhug2.com/topics_20170928.html

 

関心の高さから、会場は満席でした。

 

濃い内容で、「たいへん参考になりました」と

大規模修繕工事を控えている参加者からの

コメントが寄せられました。

 

放送を見て、

やみくもに疑心暗鬼に陥ったり、不安を感じるのでは、

かえってマイナスですので、

 

柴田先生が話されたことを中心に、

適切なコンサルタントを選ぶための

判断基準になると考えられる項目をまとめておきます。

(あくまで、ひとつの目安ですが…)

 

1.独立した専業の設計事務所であるか?

  工事業者や管理会社等と

  全く関係がなく独立していることが重要。

 

2.マンションの維持保全を主業務としているか?

  新築の設計が主業務のところは

  維持保全にくわしくないので要注意。

 

3.代表者は一級建築士か?

  設計事務所は個人の人格と技量により成立するので、

  代表者が誰かは重要。

 

4.主要業務を行うのは資格を有する社員か?

  資格のない社員や外部委託の有資格者が

  説明会や工事監理を行うことがないか要注意。

 

5.担当者の経験・実績が豊富か?

  実際に実務を行う担当者自身に、

  責任ある立場で業務を行ってきた経験・実績・能力が

  十分にあることが重要。

  社内にどれだけ人がいようが、

  担当者以外はこのマンションには関係ない。

 

6.リピーターの実績が多いか?

  再依頼の管理組合の多さは、よい実績を残してきた証拠。

  誠実に仕事をしている証でもある。

 

7.担当者の個人的人柄は?

  担当者の個人的な人格が管理組合と相性がいいことも重要。

  コミュニケーションが円滑なことは成否のポイント。

  

コンサルタント事務所の代表者と

実際に担当してくれる技術者の実績や技量はもちろん、

仕事に臨む姿勢や人柄を

しっかり見極めるということにつきるのだと思います。

 

コンサルの選定を

専門家に依頼するケースも増えています。

 

専門家が質問することで

相手の技量や姿勢を見きわめることができますから。

 

コンサルを選定し、

契約して仕事を開始してから、疑問点が噴出して、

相談に駆け込まれるケースが少なくありません。

 

そうならないように、自分たちの選定基準を持って、

 

コンサルタント選びこそ、

大規模修繕工事成功のポイントだと思って、

真剣に取り組んで頂くことを願います。

 

明日は

好ましくないコンサルタントの事例と

管理組合がやってはいけないことについて

まとめたいと思います。

 

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