中国では春節開けに職を変える人が多いのです。


私の勤めている工場でも求人募集しています。


中国では、景気が悪いので毎日多数の応募者が集まって
来ます。


ところが、入社すると現場で作業を初めて2時間も持たずに
辞めてゆく作業者が多いのです。


私に言わせれば「働かざるもの喰うべからず」で辞めてゆけば
いいのです。不景気なので、代わりはいくらでもいますので。



国営企業などで、チンタラ働いていた方々は、当工場には
不要なのです。



当工場では、品質とアウトプットを厳しく管理していますので
これまでそのような管理に慣れていない方は、2時間ほど
作業をすれば厳しさについてこれなく、辞めてゆくのです。



中国では、この10年間で人件費が5倍に上がったと
言われています。最低賃金が毎年上がってゆきますので
当工場でも毎年賃金をあげています(外資系は当局に
目を付けられやすいので、そうせざるをえないのです)


ところが、中国資本の企業は最低賃金を無視している所
もありますので(不景気の影響もあります)、当工場の
平均賃金は、いつの間にかまわりの工場より平均賃金が
少しだけ多くなってきており、応募者があとを絶ちません。


支給する賃金は上がっていますが、原価構成の中で
人件費の占める割合は、ここ2年で逆に下がっています。


人件費の上昇は、やり方を変えればある程度吸収できますが
これだけ円安が続けば、打つ手はありません。


人民元の切り下げが今年中にあるだろう、という甘い期待を
しながら、ひたすら我慢の子です







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