すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

閉じています。

2015-01-29 12:54:12 | My メソッド
このところ少々辛気くさい記事がつづいています。私の気分がそのまま文章に現れてる自覚は十分にあるわけで。

この気分、何とかならないものかと考えていたところ、数日前に、はたと気づいたことがあります。私の、この低空飛行の気分は、「○○だから」という明確な理由があるのではなさそうだということです。

家族のこととか、人づきあいとか、持病のこととか、日々確かに面倒なことはありますが、それが原因かと言われるとしっくりこない。そうした面倒なことを全く気にしないでいられる時期もあるのですから。むしろ、そっちの方が断然多いのです。

では、これはどういう状態なんだろう。子どもを持つまでは、確かにこんなこと何度かありました。

私は、春が近づいて来ると、エネルギーが減りやすいという生体リズムを持っているようなのです。いつからか、そんな自分のリズムを自覚するようになりました。思えば気分が不調になるのは決まって春先。

新しい門出、晴れがましい季節。この春を帯びた生暖かい風は、不快なザワザワ感を私の心にもたらし、エネルギーを奪っていったものでした。

出産してからは子育てホルモンみたいなのが分泌されて、私のこのリズムを平坦にしてくれていたのかもしれません。

昔、参加した「うつ」の勉強会で精神科のドクターが抑うつ状態をダムに見立ててわかりやすく説明してくれました。

ダムの水が人間のエネルギー。ダムに沈む色んな岩が日常生活の面倒なこと。水がいっぱいの時には、多くの岩は見えないけれど、ダムが少ないと普段は見えない小さな石までも見えてしまって、面倒だらけ、問題ばかりになる。

そういう状態の時は、岩や石ころを何とかしようとしてはいけない。また水が満ちてくるのをゆっくり待ちましょう。焦らなければ、水は必ず増えてきます。人の心はそんな風にできています。


病院でうつという診断名をもらうことになるような人は、岩や小さな石ころを取り除こうと必死になって、ダムが干上がってしまった状態とも言えます。

私のダムは、まだ干上がるようなレベルではありません。このブログも書けていますし、日常生活のタスクを100とすると、少なくとも50くらいはできています。

ただ、残り50の、普段はなんともないことが、億劫で仕方ありません。この億劫感というのは、健康な時の面倒臭いという感じとは質が違って、それをやるには普段の三倍くらいはエネルギーを使うイメージです。

メールを書く、友だちとランチをする、幼稚園にいく、運動をする、ライティングの仕事をする。

億劫な50にあたるこれらをしようとすると、体が「いやだ」と硬直します。強行するとどんな状態に行くかの予想はできるので、できるだけ罪悪感をもたないで「いやだ」を叶えています。

ただしこの罪悪感がなかなか強敵ではあります。

先週、誘われたランチがありますが「その日は仕事が入ってるから」と断りました。「悪いな」と少しばかり思ったせいか、理由を細かく書いたり、次こそは!を力説した感じの返信になりました。

すると、なんと私の都合に合わせるとの再返信がきてしまい、それでまた、断わる理由に苦労するということになりました。

こういうときは、サラッと書くことが肝心ですね。断わることや、嘘の理由に罪悪感が強くなると、どうしても言い訳がましくなる。それが相手にひっかかりを残してしまい、すんなりOKとは言わせない事態を招いてしまうのかもしれません。

こんな自分の状態を心底「仕方ない」と開き直れたら、罪悪感も落ち着きます。罪悪感をうまくやりすごすことは、エネルギーがまた自分に満ちてくるまでの時間を短くしてくれますから、ゆったりそんな境地を目指します。

また、あえて、誰かにわかってもらおうとすることもしません。わかってもらおうとするには莫大なエネルギーを使うので、気を使わない関係以外には自分をできるだけ閉じておくのがいいみたいです。

できることは坦々とやって、できないことはできるだけやらない。この仕分けがうまくできれば、また、ダムの水が満ちてくることは知っているので、ひたすら待ってみようと思います。


ところで、このブログについてですが、一方的に書くのは億劫ではないのですが、いただいたコメントにレスをする自信が今の所ありません。ほかの人間関係と同じく、しばらくの間、閉じさせてもらいます。いつもコメントを残してくださる方、ゴメンなさい。

代わりにと言ってはなんですが、気紛れでブログランキングに参加してみたので、記事に共感いただけた場合にはクリックしていただけると励みになります。

今日は、お知らせみたいになってしまいました。これからも、よろしくお願いします。








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