“デイジー教科書”というものがあるのだそうです(*1)。
「デイジーシステム」による教科書、
の意味だと思いますが、
〈DAISYとは、Digital Accessible Information SYstemの略〉
なんだそうで、
〈ここ数年来、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のためにカセットに代わるデジタル録音図書の国際標準規格として、50カ国以上の会員団体で構成するデイジーコンソーシアム(本部スイス)により開発と維持が行なわれている情報システムを表しています〉
ということです(*2)。
スミマセン、全く知りませんでした。
Daddy めは、
おさるままさん(*3)のリブログに教えられたのですが、
もとは、こちらのブログです。
読むことが困難と言えば、
ちょっと前(調べたら5年前でした)に、
スピルバーグさんがディスレクシアだと告白したりして(*4)、
当時、
あまりにも漢字を憶えない V3 を相手に、
疲労困憊していた Daddy さんは、
ひょとして、V3 も識字障碍なのかしら、
なんて思ったものです。
ただ彼女の場合、
読むのは普通に読めるし、
単に、頭の中で思い浮かべた漢字を、
手がかり無しに書くことが難しい、
ということのようなのですが、
いえ、それはともかく、
〈知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を言います〉
〈充分な教育の機会があり、視覚・聴覚の器官の異常が無いにも関わらず症状が現れた場合に称します〉
〈日本でも人口の5%から8%はいます〉
とされる(*5)ディスレクシアの子供たちはもちろん、
おそらく、その他様々な困難を抱える児童生徒にとっても、
「電子教科書」として活かせるような気がします。
それぞれの学校で使っている教科書が、
そのまま電子化されている、
ということではないようですが、
読むことに困り感のあるお子さんをお持ちの親御さん、
まずは、地元の教育委員会に尋ねてみると良いと思います。
*1)デイジー公式サイト:マルチメディアデイジー教科書
→http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext.html
*2)デイジー公式サイト:デイジーとは
→http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/about/index.html
*3)おさるままのブログ:“デイジー教科書”
→http://ameblo.jp/tosi626/entry-12268185469.html
*4)Web日本経済新聞:スピルバーグ監督、障害を告白 「映画で救われた」
→http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK04008_U2A001C1000000/
*5)NPOエッジホームページ:ディスレクシアとは
→http://www.npo-edge.jp/educate/what-is-dyslexia/
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
まるで関係ないのですが(いや、少しはあるのかな)、
(特に関西地域にお住まいの方へ)お知らせ。
昨年11月、フジテレビ(関東ローカル)で放送された、
ザ・ノンフィクション「ボクを知ってください〜ウィリアムズ症候群と家族〜」
が、おもむろに関西テレビで放送されるそうです。
「障害にも関わらず」「障害を克服して」みたいな、
ありがちなツクリモノじゃないですよ。
確かにウィリアムズ症候群を扱ってはいるのだけれど、
それは1つのとっかかり、あるいは背景でしかなくて、
家族とか、親子双方の成長とか、子供の巣立ちとか、
個別の出来事を通して普遍の物語を読み取れる、そんな番組です。
ぶっちゃけ、
某動画サイトでも観られるし、
実際、観た方もいらっしゃると思いますが、
関西の皆さん、
是非、テレビでもご覧ください。
そして感想など放送局に送りましょう。
そういうことの積み重ねが、
ひょっとしたら系列他局での放送に繋がるかも、
と期待しています。
ということで、
関西テレビ放送、
4月28日(金)深夜=29日(土)未明 3:56〜
今すぐ録画予約!!
*関西テレビ放送:週間番組表
→http://www.ktv.jp/timetable/index.html
いつも応援ありがとうございます。
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