皆様、ご来場(?)ありがとうございます。

 

3月21日「世界ダウン症の日」に予告した(?)とおり、国際ソロプチミスト豊橋による「金澤泰子チャリティー講演会『いのち輝く』」へ、Mommy、V3 & Daddy で行ってきました。

 

*ext.183 「世界ダウン症の日」なので・・・

https://ameblo.jp/kopfhochwilliams/entry-12361890765.html

 

 

こちらが、そのチラシとプログラム(?)。

 

 

 

 

 

 

講演は、

 

始めに、金澤翔子さんによる揮毫、

そして、金澤泰子さんの講演、

最後に、翔子さんの「ジャクソン・ダンス」、

 

という流れでした。

 

 

揮毫は「共に生きる」。

 

Daddy 的に、翔子さんのパフォーマンスそれ自体というより、娘の筆運びに合わせ、母自ら、ズレないよう紙を押さえる、墨を吸い取る、移動する、また紙を押さえる、そして墨を吸い取るという、泰子さんの黒子役ぶり、お二人の息ピッタリさ加減に感じ入ってしまいました。

 

落款を押す時には、お二人で手を重ね、ギュウギュウと力を込めたりして、ちょっと笑えました。

 

 

こちらが、この日の「書」です(ワタクシ、愚かにもカメラを忘れてしまったので、同じ会場にいた方のお写真をお借りしました)。

 

*Facebookグループ豊橋Love:ロク chan

https://www.facebook.com/groups/667177250059669/permalink/1535561199887932/

 

 

泰子さんによる講演は、いい意味で「素」が出ている、親しみやすいものでした。

 

42歳でようやく授かり産まれた子がダウン症だと知り、絶望して死んでしまおうと考えたこと。上手くいくと思えた保育園・小学校低学年。けれど高学年になり養護学校(当時)への転校を余儀なくされ同時期にご主人を亡くしたこと。高等部を卒業した時行く場所がなかったこと。そして翔子さん二十歳、ご主人の「遺言」みたいなものだからという、それだけのつもりで開いた個展が今に至るきっかけとなったこと。最後に、一人暮らしも、思い切ってみれば案外できるものだということ。

 

などなど、時に前後しながらお話されました。当たり前のことですが、お二人の人生、決して順調だったわけではありません。翔子さんにしても、もちろん「才能」だけではなく「涙を流しながら」練習し続けた日もあるし、母娘だけに、余計に厳しい指導になったりもして「母・自己嫌悪」な日もあったそうです。

 

 

泰子さんが直接そのように言われたわけではありませんが、

 

「そのままの貴方でいいよ」とかってさ、どんなにゆっくりでも、どんなに下手くそでも、頑張る姿勢込みでの話だよなと、ワタクシ改めて思いました。

 

 

最後は、ひょっとしたらお約束の「オチ」でしょうか、翔子さんのダンスパフォーマンス。マイケル・ジャクソン(風)の、う〜ん、味のある動きを見せてくれました。

 

ついでながら、翔子さんは今、大好きな人がいて結婚したいと思っているそうです。お相手は、ダンスがめっちゃ上手い13歳の男の子(!)だということでした。

 

 

公演終了後のロビーでは、これも多分お約束の書籍販売&サイン会がありまして、ちょっとこちらが困ってしまうくらい沢山の本やカレンダー、絵葉書などがならんでいました。

 

そして Daddy さん、やっぱりというか、ついうっかり買ってしまったんですね。多少迷いましたが、少し古め(2013発行)のこちらを購入。

 

 

「私の書で元気になってください」見る者に勇気と元気を与える天才書家の初個展から最新作品まで網羅した最新作品集。

 

*大和書房:ダウン症の書家・金澤翔子最新作品集『翔子の書』

http://www.daiwashobo.co.jp/book/b109660.html

 

 

 

しっかり(列んで!)サインもいただきましたよ。

 

 

カタチとしては V3 が「お願いします」と言って差し出したんですが、受け取った翔子さんに「可愛いね」と言われ、隣にいらっしゃった泰子さんにも「可愛い」と頷かれ、そんなわけで V3 ご満悦でした。

 

傍らで Daddy さん「これでも17歳なんですよ。実はウィリアムズ症候群という遺伝子疾患で」と言いそうになりましたが、気が弱いんで止めました。いえ、それだけではなく、一応「ダウン症もウィリアムズ症候群も、特別なことじゃないんだし」という意識もこっそり働きました。

 

 

誰もが(ソレで食べていけるという意味での)才能に恵まれているわけではないし、また、ソレが広く世に認められるには(何とも掴みどころのない)運とか縁とか呼ばれているものも、やっぱり必要なんだろうと思います。

 

ダウン症であれ、広く障碍者一般であれ、何なら健常者も含めて、大多数の人は「普通の人」です。けれど、いえ、だからこそ「才能の有無」と「生きる価値」とは別のところに在って、誰もが「いのち輝く」でOK。いや、その輝きを見出す力が周囲の人間に必要なんですね、きっと。

 

 

おーっと、語りすぎました。

 

 

ところで、講演内容とはほとんど関係ないんですが、書籍販売にあたっていた「ソロプチミスト」スタッフのお一人が、どうにも顔見知りに思えて、先方もワタクシめをご存知のようで、それどころか、何度か話したことがあるんじゃないかと、お互いに首を傾げたりなんてことがありました。

 

暫くして「ああ、同じ町内の人だ、一昨年だか組長さんだった」と思い出しまして「ですよね?」と確かめたところ、ホントにそうでした。意外なところで思わぬ方と遭遇しましたが、いや人生は不思議がいっぱいです。

 

 

と、そんなわけで、色々と新鮮な講演会でした。

 

 

以下、参考までに。

 

講演の様子をまとめた地元新聞の記事です。

 

 

*東愛知新聞:ダウン症の書家・翔子さんの母、金澤さん講演会

http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/2891

 

 

ブログを書いた方もいらっしゃいます。

 

*ワンネスなダイアリィ。:愛あふれる講演会。

http://oneness.dosugoi.net/e1034603.html

 

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 

講演でも少し触れていらっしゃいましたが、世界ダウン症の日、国連で翔子さんがスピーチをしたそうで、こちらその時の様子です。ちょっと・・・泣けます。

 

 

 

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原因が解ったからといって、それで「治療」できたり「予防」できたり、ということではありませんが・・・というか、ダウン症が予防されるべきものだと言い切れるものかどうなのかもよく判りませんが、不明だったことが「解明」されること自体は、多分素敵なことだと思います。
 
(産経新聞5/12大阪6版より)
 
*産経WEST
:ダウン症の原因解明に期待 理研など国際チーム、染色体分配の仕組み特定