カバラ・タロット解釈／Kabbalah Tarot Key Meanings
５ 隠者 （５ The Hermit）
【正位置（Upright）】
（１）『変革』・『秘密』 Solitude -- Looking inward -- Reclusion -- Being quiet
（２）『探求』 Distance -- Retreat -- Philosophical attitude
（３）『保護』・『影響』 Introspection -- Silence -- Guidance -- Reflection
（４）『超絶』 Inner search -- Deep understanding -- Isolation
【逆位置（Reverse）】
（１）『停滞』・『隠蔽』 （２）『流動』 （３）『不毛』・『（悪い）影響』 （４）『自閉』
Opposite or negative meanings of the Upright
≪対極カード：解決策（Solution card）≫ ・・・ ６ 法王 （６ The Hierophant）
～ 絵柄解説 ～
深い山の中にひとりの隠者が住んでいる。このカードは、模倣的な知識を捨て、内省と思索により、独自の知性を確立させることを示している。
私たちの知識の大部分は、外部から無批判で受け入れた、いってみれば暗示のようなものである。たとえば「人生は闘いである」などと教えられると、それがそのまま、その人の考えとなる。人生の本質について、自分の頭でよく考えた結果ではなく、単なる借りものの知識を、あたかも自分の考えであるかのように思いこんでいるのだ。
彼はなんでも競争し、闘おうとするだろう。人生は闘いばかりではなく、協調や和合もあるという事実に気づくには、既成概念を疑わなければならない。世間や他人からインプットされた考えに盲目的に従うのでは、真実に気づくことはできない。
世俗を離れ、ひとり山にこもる隠者とは、まさにこれを象徴している。片手に持った杖は知性を意味し、マントで隠されたカンテラの火は、外部の影響を受けずに自ら獲得した知識の象徴だ。そうして得られた知恵の光こそが、霊的進化への道を照らしだしてくれるのである。
隠者がひとり孤独のうちに内面を見つめるように、このカードは、瞑想的な生活、超俗的な生活、また、哲学や精神世界への探求を暗示している。
※ 引用元 『正統カバラ・タロット占術』 斉藤啓一著 学習研究社
☆ ☆ ☆ ☆
このカードを見るたびに、思い出す出来事があります。小学生の頃から、神話から西洋占星術に興味を持ち、趣味で勉強していました。（少し成長してからは、東洋の占いも、いくつかかじってきましたが。）乳幼児の時の記憶が残っていたり、その後も不思議体験はちょこちょこありました。
心理学も好きで、自立訓練法というものを知りました。録音された誘導する声に従って、手足に重みや温かさを感じていくものです。好奇心からお小遣いで購入して、姉妹揃って横になってやってみることにしました。
よく覚えていないのですが、たぶん二部構成になっていたと思います。 自分の深層心理に働きかけるという場面で誘導の声が、「導いてくれる人が現れます。現れないなら、心の中で呼んで現れるまで待ちましょう。」と言ったので、呼びかけていたら、マントをはおってカンテラを持ったお爺さんが現れました。まさに、このカードに描かれた隠者の恰好でした。
一緒にやっていた他の姉妹は、毎回、途中で眠ってしまって何も出てこなかったらしいのですが、私の場合は、いつもこのお爺さんが現れては、色んな状況や場所を見せてくれました。しばらく続けていくと、それが前世の自分だと気づかされました。みなしごだった自分を育ててくれた神父さんがいて、自分もその人を見習い修道士として修業し、神父になったということ。でも、禁止されていたことに興味を持ち、たくさんの本に囲まれて晩年まで隠れて、その研究に没頭していたということ。
その研究の関係で、今回は、この前世の分身のお爺さんの神父（といっても、恰好は隠者）が守ってくれていることなど、少しづつ、理解できるように映像を見せてくれました。質問をすると、答えとなる場面にさっと切り替わり、主に映像で答えを示してくれるのですが、ほんの数回、心の中から響くような言葉で答えてくれたこともありました。
その後は、家族との関係で問題が起きて疑問を持つと、日常生活で目が覚めていても、眉間の辺りに過去のその相手との関係や起きた問題が映像になって現れて、これを解消するためなんだなということが理解できるようになっていました。分かったからと言って、それでもその問題を解消するための実践は簡単には行きません。
それから、私の場合、相手の過去世を見せてもらえるのは、自分と深い縁のある近親者や親友と呼べるほんの一部の人だけで、他の人様のことなどは、とんと分かりかねます（笑） だから人様を観る場合は、タロットに頼らざるを得ません。
あ、それから、この前世は霊性は高かったようですが、もちろん地獄に堕ちて修行した過去世もありました。それを受け入れるまでは大変時間がかかり、長い間、その前世を美化し、楽しかった頃しか出てきませんでした。心の準備が整ったであろう時に、その苦しかった醜い前世の自分を見せられました。やっと、受け入れることができた時には、何て愚かな自分だったんだろうと何日も涙が溢れてきて止まりませんでした。
地上に生まれてきたからには、みんな、それぞれに凸凹があると思います。それを、今回は一緒に修正していきませんか。私が、目覚めたきっかけになった自律訓練法、紹介しておきますね。私は好奇心から始めたことですが、ストレス解消にも良いそうですよ。
かなり傷の深い人には、こちらが良いようです ↓ ↓ ↓
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