2回目を観ました。改めて感動、いや、これだ!という確信を持ちました。今まで漠然としてきたものが見えてきた喜びを禁じ得ずにはいられませんでした。読者の皆様はご覧になりましたか? 番組では科学的思考と呪術的思考に進展していましたが、この呪術的思考こそ算数的な根源だと、番組を観てぞくぞくしました。
解説によると農業革命(稲作)により多くの人口を養える人間の社会をつなぐために科学的思考が全面に出てきたとのこと。なるほど!平均値を上げる、誰でも容易にできる、などの利点でどんどん普及していったのが科学的思考、という訳です。つまり概念を定めてそれに従う手法(思考)で習得するのが科学的思考。この思考は今や当たり前の思考であり、この発想で世の中どんどん進み、今やマニュアル社会を形成しています。
番組では「対象の違いにより」という言葉を用いて呪術的思考がだんだん主流ではなくなってきた現実を伝えていました。が、最近は独創的で型破りなブリコラージュこそ呪術的思考で産まれるとの指摘。概念に縛られず自然な発想でどんどん前に進んでほしい、いや、進みましょう!算数も全く同様で、概念にとらわれず記号という道具を工夫しながら解決に結び付ける、このことこそ呪術的思考であると、勝手に確信しております。小学生のうちはこの発想が一番大切で、感性である右脳思考、まさに野生の思考に磨きをかける時期ですね。