TCC前に書こうと思っていたワールドの記事が書けなかったので、
今頃になってしまっています。
なんだか、時代遅れ感ハンパありませんが、すみません。
それにしても、スポケーンのお客さんはおとなしかったですね。
同じアメリカでも、ボストンと雰囲気違うな~と思いました(笑)
ワ-ルドでハビちゃんに触れないわけにいきません。
では、いきます。
宝塚ファンの友人Wさんが去年、思わず耳を惹き付けられた「 Guys and Dolls 」 (ちょうど星組公演中だったんだって)に乗って、観せてくれたハビの圧巻の演技。
これ、競技?と思うくらい、完成されたハビの極上のエンターテインメント。
技術と芸術、アスリートとアーティストを見事に両立してみせた。
「フィギュアスケート」を体現していた。
Javier FERNANDEZ FS - 2016 WC
冒頭の4Tの完璧な美しさに息をのむ。
物語の中で次々に決まっていくジャンプは、会場を熱狂させる。
このボストンの観客の盛り上がりも素晴らしかった。
もう私、ハビの「 Guys and Dolls 」は、ボストンの声援付きで観たいもん。
理華ちゃんの「リバーダンス」が、中国杯の観客の声援付きで観たいのと一緒。
フィギュアスケーターに力をあげる声援だった。
会場の空気が、この素晴らしい演技を生み出したと思う。
スケーターと一体になっていた。
終わるのが待ちきれず、10秒ほども前から立ち上がる観客。
ハビちゃん、おめでとう。観客も大喜び。
得点がでた瞬間のハビちゃん
観客に幸せになってもらいたいと、ずっとSP、FSどちらかは必ず笑顔になれる
プログラムを選んできたハビ。
時には全然違う雰囲気のプログラムも観たいと思ったりしたけど、この演技観て、ふっとんだ。
ハビの、ハビにしかできない、熟成された演技。
ハビらしいこのプログラムで、観ている人を虜にした。
嬉しかっただろうな。
キャノン・インタビュー
難しい事を苦しそうにやったら、見ている人は楽しくないでしょう? 難しい事を簡単そうにやって皆を楽しませるのが、僕にとってのスケートのゴールなんです。
PCSが伸びたのは、僕にとって新しいステージ。この試合で得た一番のものは、金メダルでもなく、300点でもなく、「僕はPCSで勝負できる選手になれた」ということです。
ハビエル・フェルナンデス ワールド FS プロトコル
Number Web 4月5日(火)7時1分配信
「怪我もあり、楽な戦いではなかった。ユヅルに勝つチャンスがあるとすれば、生涯最高の演技をノーミスでするしかない、と思いました。怪我で不安もあったけれど、この試合さえ乗り切れば休みが取れる、と思って力を絞り出しました」と会見で語ったフェルナンデス。みごとに世界タイトルを守りきった。
「生涯最高の演技をノーミスでするしかない」
この舞台で、それが出来る…かかとの怪我で練習もあまり出来ず、氷の状態も良くなかったのに、そんなこと感じさせないほど、誰もが文句のつけようもない世界王者の演技だった。
羽生くんが世界最高得点を出した時、こんなに差がついてしまって他の選手のモチベーション大丈夫かなと思ったりしたけど、全然問題なかった(笑)
本当にすごい。
「PCSで勝負できる選手になれた」ことを最大の収穫とするハビちゃん、この精神状態、ゆるぎない安定感。
そんなハビと切磋琢磨できる環境、羽生くんにとっても望むところ。
EXも良かった。
Javier Fernández (ESP). "Danny Boy". Gala Boston 2016
名前がコールされて、天井をじっと見つめる。
もうこの表情が…じ~んときた。
ハビちゃん、ワールドチャンピオン、2連覇だよ…。
幸せを噛みしめているようなハビちゃんの顔。
ゆったり、時間が流れる。
優しいおおらかなハビちゃんの性格が、気持ちのいい滑りににじみ出ている。
ハビちゃんのイーグル…イナバウアー…
ハビちゃん、おめでとう…!
そして、ハビのフィギュアスケートのレベルの高さに震撼…!
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