ブリューゲル展―画家一族150年の系譜

ブリューゲル一家の作品をまとめて見られるということで、豊田市美術館まで。

父、子(兄・弟)、孫、ひ孫、ずっと続く画家一家、画風は似てるんだけど、描くものの違いに興味をひかれました。

宗教的・道徳的なもの、静物画、風景画、寓意画、それぞれ得意があるみたい。

個人的な好みなのか、顧客の要望か。150年も間があるから、時代の違いもあるかもしれませんね。

フランドルの絵は、雲が厚い。森が濃い。今でいうオランダやベルギーですから、ヨーロッパでも北部ですものね、イタリアのような太陽はない…

光が違えば見え方が違うし、イタリア絵画とは別の方向で発展したんだなぁ。

私は好きなんですよ、北方の画家。細かい描写もおもしろいし、身近なものを描いてるようで教訓含みだったり。

ヴァニタス、人生のはかなさを表す絵なんか、惹かれます。

建物自体もすてきな美術館ですが、ブリューゲル展が終わったら、改装工事で1年弱休館だそうです。

今改装中の愛知県美術館の所蔵品も豊田で見られます。クリムトとエゴン・シーレを集めてあるコーナーもよかったな。

 

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