プルーストの小説に出てくるソナタ | Paris暮らし
プルーストの「失われた時を求めて」
あまりにも長編なのと。
フレーズが長すぎて、読みにくい
と、フランス人も思うそうです。

14年かけて7冊書き上げたそうです。
51歳で亡くなったそう。すごく体が弱かったんですって。

日本語の訳本は3冊も出ていて。
日本語で読んでも、ほとんど何を言っているのかわからないほど
フレーズ長いです。

今は天才扱いですが、最初は、全然受け入れられず、
だーれも評価しなかったんだそうです。
なんと最初は自費出版ですって。
天才も苦労しているのですね。

フレーズが長すぎて、つまり、それは
息継ぎがない。ということ。

そして、その原因の一つが、
彼は重度の喘息だったからなのでは?というのがあるそうです。
なるほど!それは、息継ぎしないかもね。(笑)ざっと説明すると・・・・


***

第1篇『スワン家のほうへ』
第1部「コンブレー」

ある日、「私」が紅茶に浸したマドレーヌを口にしたのをきっかけに、その味覚から
幼少期に家族そろって夏の休暇を過ごした田舎町コンブレーの全体の記憶が鮮やかに蘇ってきた・・・
とお話が始まります。(コンブレーは架空の町ですがイリエ(ヴォー・ル・ビコント城のあるあたり)がモデルだそうです)

コンブレーの叔母の家の敷地に面していた
「スワン家のほう」と「ゲルマントのほう」というY字路の2つの散歩道のたどり着く場所に住んでいた
2つの家族たち(スワン家とゲルマント家)との関わりの思い出話し。

***
第2部「スワンの恋」

15年ほど時を遡り、語り手の誕生以前の物語。
語り手の父の友人スワン(フェルメール研究している美術品蒐集家)が、ヴェルデュラン邸のサロンで出会ったオデット(高級娼婦)との恋物語。(後に結婚します)

サロンでピアノ演奏されたソナタに感動し、それは前年にある夜会で聴いて惹かれていたヴァイオリン演奏のソナタと同じ曲だった。スワンはその曲の作曲者が、ヴァントゥイユという名前の人物だとそこで知る。
ヴァントゥイユ作曲のソナタ(Sonate de Vinteuil)は、スワンとオデットの恋を記念する曲となる。

***
というようなお話です。

そして、このヴァントゥイユのソナタが現存するのか?というと、
これ自体は架空のソナタなのですが。モデルが実在します。
そして、このソナタもフレーズがものすごーーーーーーく長いです。(笑)

そして、そのモデルとなる曲を2018年新年の1月7日にパリのコンサートで私がフルートで演奏することになりました。
小説の朗読も入ります!
また詳細おしらせします。


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写真は、先日のお買い物の時のもの。