CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

STORMBRINGER、嵐の使者

2015年04月17日 | DEEP PURPLE-RAINBOW関連
前回はリッチーを中心に書きましたが、今回は少し目線を変えました。 

ことの起こりは、昨日長いあいだレコード棚に眠っていた “嵐の使者”が呼んでいたような気がしたので、棚から出して、レコードは丸洗いで汚れを落とし乾燥させた後、ターン・テーブルに乗せ聴いてみました。

A面を聴き終え、もう一度A面をかけた後、裏返してB面に移りました。確かにハイウェイ・スターやバーンのような、これぞパープルのハードロックというキラー・チューンはありませんが、今回レコードを聴いて改めて結構印象に残った曲がありました。例えばA面の2曲目のLOVE DON'T MEAN A THING(今までのパープルにはあまり見られないような曲調)とかB面の1曲LADY DOUBLE DEALER(印象的ダブル・ボーカル)など新生パープルの色がでているナンバーです。

多分アルバムを1枚丸ごと連続で聴くことが出来ないレコードの特性がプラスに作用したのではないかと考えます。レコードの片面に収録できる時間といえば20数分のため、その程度の時間の長さであれば集中力があまり落ちないため、曲の印象が結構頭に残っています。そして、B面に裏返するという儀式の最中に、頭の方もリセットされ新たな気分で聴くことができるのではないでしょうか? CDアルバム一枚を“ながら聴き”をしている場合は、パープルの代名詞と言われるようなインパクトのある曲以外はあまり記憶に留まらず、其のままあっさりと聴き終えてしまうことが多いです。そのため聴き終えた後のアルバム全体の印象は薄くなるのではないかと感じます 。

それって、本当~?

レコードの音質がCDと比べて暖かいとか柔らかく聴こえるような印象や、大きいジャケットのアートが魅力的いう諸々の理由の後押しもあり、わざわざ手間をかけてレコードで音楽を聴きことが局地的ではありますが見直されるようになったのではと思います。 もちろん、レコードに限らず一手間かけることで、同じものでも違った印象になるのはよくあることです。

反対に、ライブ盤での長尺もの曲、例えばオールマン・ブラザーズの34分のMOUNTAIN JAM、イエスのRITUALやマウンテンのNANTUCKET SLEIGH RIDEなどの曲は一気に聞ける便利な世の中になったのは、CDやDVDなどデジタル・ミュージック用メディアの普及のおかげです。

もしレコードのターン・テーブルがあるのでしたら、一度聞き比べを試してみては?

私の場合は、長い間放置して眠っていたレコード聴くには、レコードの洗浄から始まりますので、一手間というよりは、かなり面倒なこととなります。

それでは、SOLDER OF FORTUNEを聴いてください。
Deep Purple Stormbringer Soldier Of Fortune



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