日々ネットサーフィンしておりますと、
日本人の書き込み以外にも、外人サン達の書き込みを多く目にする機会が御座います。
例えばアメリカ人が、
「 日本人はアメリカの事をどう思ってるの?」と気にしている書き込みを結構多く見掛けますね。
ぶっちゃけ一般のアメリカ人が日本の事を意識する事はまず殆ど無いとは思うのですが、
日本文化に普段から触れている親日派のアメリカ人もそれなりに多いのがアメリカという国です。
( ※100人に1人もいないとは思いますが。)
実際に「 日本を愛しているよ!」とか普通に書いている人まで結構いますからね。
日本人にとって「 愛 」という言葉は基本的に表には出さない言葉です。
だから実際に他の国の人から言われると びびりますよね。
私もブログを書き始めるまでは、
下手すると一度も「 愛 」なんて言葉、使用した記憶が有りません。
日本人にとって「 愛 」という言葉は、
文字としては存在するけど、口に出して発音する事は下手すると一生無い言葉の一つだと思う。
文字として読む為に存在する言葉であって、実際に口に出す言葉じゃないというか。
いや、日本人の場合は口に出せない所か「 愛 」と書き込む事すら抵抗が強い言葉でしょう?
照れが出てしまう、というのも有るのでしょうが、
気軽に使うには少々重い言葉というか、無責任に軽々しく使うのに抵抗が有るというか。
なのにそれを正面切って言えてしまう彼らには正直言うと面食らう。
でもだからこそ、日本が好きだと言ってくれる親日派のアメリカ人にしてみれば、
日本人は自分達アメリカ人の事をどう思っているのだろう、と不安になるのではないでしょうか。
何故かと言うと、ゲーム等を始めとして日本の作品では、
同盟国アメリカの事を残念ながら「 敵 」として扱った作品も数多く存在するからです。
( ※ そもそもこのブログでもアメリカへの批判を大量に書いてきたし、これからも書くし。)
敵国とは言っても別に「 自衛隊 vs. 米軍 」という図式では無くて、
単にアメリカ政府が日本に工作員を差し向けてくる、
という政治の延長みたいな扱いが多そうですが。
いずれにしても、
日本人にしたら「 アメリカ = 敵 」というのは残念ながら自然な感覚と言っても良いと思います。
アメリカが戦後に行った悪意に満ちた事後処理の所為で日本は今でも苦しんでいる訳だから、
あの戦争は日本人の中では未だ終結していないというのが正直な所です。
つまりまだ第二次世界大戦は日本人にとって過去の話じゃない。
だけど、戦争に勝ったアメリカ人は敗戦国の私達とは違って苦しい思いを経験していない為、
彼らにしたら、あの戦争は既に過去の物。
あの戦争を過去の物と捉えている親日派のアメリカ人にしてみれば、
日本人の作るアメリカを敵視する作品を見せられた時に「 日本よ、何故だ?」となる訳です。
同じ一つの戦争のはずなのに、
戦勝国の人間の中では過ぎ去った過去の日の物語に過ぎず、
逆に敗戦国の人間にとっては乗り越えなくてはいけない「 今 」の物語になってしまってる。
私の知る限り親日派アメリカ人の基本的なスタンスって、
↓
「 確かに日本は70年前に悪い事をしたかも知れない。
だけど今はちゃんと反省して俺達アメリカと本当の親友になったんだ。」という感じだと思う。
親日派アメリカ人達のネット上への書き込みを真に受けるならね。
( ※ 彼らは「 今では友人 」と言うが、実は戦前のアメリカこそが親日だったように思う。)
で、ぱっと見はとても良い事を書いてるんだけど、
残念ながら私達日本人が見たら本気でムカつく書き込みなんですよね、これ。
日本人からすれば「 ふざけるなよ、悪いのはアメリカだろうが 」と、どうしても反発してしまう。
冤罪を植え付けた国の人間の口から、
冤罪で苦しむ国の人間に向かって「 だけど今では真の友達さ!」などと言われてしまったら、
それを言われた我々にしてみたら胸の奥で何かが煮えたぎるのを感じずにはいられなくなる。
日本はアメリカの事を未だ何一つ許していないのに、
アメリカは日本に向かって「 許した 」と言ってる訳だから「 おい、ちょっと待て 」となる。
彼らにこれっぽっちも悪気がない事くらい分かってますよ。
彼ら親日派のアメリカ人は単に歴史の知識が足りていないだけで、
本当に日本に対する悪意も悪気も全く無いです。
「 確かに日本は過去に戦争した相手だけど、今の日本は友人なんだ。」
という真摯で誠実な気持を持って日本に対して向き合ってくれている。
それは彼らの書き込みをちゃんと見てれば伝わってくるので分かる。
日本は悪い事をした、という前提なのに、
それでも今は友人だ、と言ってる訳だから、
その意味では彼らは確かに紳士と言えるんですよね。
ですが残念ながら肝心の前提の部分が間違っていると。
はっきり言って、敗戦国である私達日本人の知識に比べると、
彼ら戦勝国のアメリカ人には決定的なまでに第二次世界大戦に関する本当の知識が欠けている。
でも知識が欠けているだけで日本人に対する誠実さも見えるから、
悪意むき出しの朝鮮人とは違って私にはアメリカ人を責めきれない所が正直有る。
だから、随分と回り道してしまったけれど、
邪魔さえ入らなければアメリカ人とは敵じゃなくて友人になれる道が未だ残されていると思う。
でも今の彼らには大東亜戦争に関する歴史的知識が決定的に欠けていて、
知識の無い今の彼らとは未だ本当の友人になってはいけないと私は思うのです。
確かにね、本当の歴史、特に他国の歴史を調べるというのはハードルが高い作業なんですよ。
これは思う以上に難しい事のはず。
戦勝国と敗戦国の間にはどうしても情報の壁が有りますからね。
たとえ同じ時代の情報であっても、
兵器関係の情報ならば詳しく調べられるのに、歴史関係の情報となると途端にみんな盲目になる。
彼らは、当時の戦車とか銃とかだけは やたらと詳しかったりしますからね。
親日派の外人サンなんかも、戦国時代の事には詳しかったりするくせに、
一つ前の世界大戦の事になると丸で知識がなかったりする。
普通に考えると、
時代が古くなれば古くなるほど史料が少なくて調べるのが難しくなりそうに思いますが、
実際には逆で、新しい事ほど調べるのが難しくなるものなんです。
何故かと言うと、
新しい事というのは事件に関わった人物がまだ生存しているので、
情報を隠蔽する勢力が存在している所為で、調べたくても調べられないからです。
でも、たとえ自分ではどうやって調べたら良いのか分からなくても、
アメリカ人は日本人の声を聞いているはずですよね?
「 南京も慰安婦も全て嘘なんだ! ちゃんと証拠だって有るんだよ!」という声をね。
だったら、それをヒントにすれば直ぐに本当の歴史を調べる事が出来たはずですよ。
でも、彼らはやらなかった。
彼らは日本人の必死の叫びを鼻であしらい、
そして特亜の手だけを優しく取って私達の前から去っていった。
本当はね、
「 良いアメリカ人と悪いアメリカ人とをきちんと分けて、悪いアメリカ人にだけ攻撃開始! 」
・・・と、やりたいのはこちらとしても山々なのですが、
現実にはそのような芸当、とても出来る事では有りませんからね。
どうしても全てのアメリカ人を一括でボロクソに叩くしかない訳です。
そうは言っても今のアメリカ人は個人個人には好感が持てるのも事実なので、
彼らの誇りを傷つけないように配慮をしてあげたい、という気持は有るのです。
( ※ ですが、「 ある理由 」が有って絶対に配慮は出来ない。)
で、最近感じている事なのですが、
今の日本に於ける保守層の加速的な増え方を見るにつけ、
これから先の日本では恐らく保守的な物語をテーマにした作品が次々と生まれてくると思います。
ゲームにしろ小説にしろね。
そうなると普段から日本の作品をチェックしている親日派のアメリカ人が、
もしもそれらの作品を見つけてしまった場合、
本当の歴史の知識を持たない彼らは「 日本人よ、何故?」と傷つく可能性も高いと思ってる。
だから親日派のアメリカ人(及び他の外人)が日本の保守的な作品を見て傷つく前に、
日本人の私に出来るアドバイスが一つ有るので それを書こうと思ってこの記事を立ち上げました。
( ※ 日本語だから読めないだろ、という当然の指摘は置いといて下さい。)
まず今の日本の国民が、今のアメリカの事をどのように見ているか、というのを書いてみます。
ここが一番肝心な所なので。
もし仮にですが、
「 いかにも悪そうなアメリカ大統領が同盟国の日本に対して裏工作を仕掛けてくる。」
・・・みたいな日本人向けの作品が有ったとしましょう。
で、そんな作品に何かの折に触れた親日派のアメリカ人がいたとしたら、
「 日本はアメリカを憎んでいるの?」とショックを受けると思うんですね。
仮に日本人が逆のパターンの作品を見たら同じように傷つきますから、
当然アメリカ人だって傷つく事でしょう。
もしもそのような日本の作品を見つけた場合、
親日派のアメリカ人には一つ頭に入れておいて欲しい事が有るのです。
それは「 日本人はアメリカという国を分野ごとに分割して見ている 」という事。
私が保守系サイトを見て回った上で感じている個人的な認識として、
現在のアメリカという国は日本の保守にとって以下のような存在だと判断しております。
↓
・アメリカ政府 = アメリカ政府に関しては、私達日本にとっての敵と見なしています。
( ※ ライバルでは無くて、エネミーとして見ている。)
・アメリカ企業 = 特に大企業を始めとした経済界に関しても、私達日本人は敵と見なしています。
・ 米 軍 = 米軍に関しては、確かな価値観を共有する日本の同盟国だと考えています。
ただし「 守ってもらっている 」などとは露程も考えてはおりません。
その発言は日本人にとって究極の侮辱である事を御理解頂きたい。
あくまでも日本が誇る自衛隊の同志として歓迎している、という事です。
・アメリカ国民 = 国民の何割かは本物の友人になれると信じています。
ですが、残りの何割かは極めて愚かな愚民だと感じております。
上記に書いた事柄についてはネット上で明確に議論されている所を見た訳では有りませんが、
恐らく日本の保守の総意に最も近いのが上記の見解であると私は見ています。
自分で言うのも可笑しいですが、正確に分析出来ていると思う。
ですから簡単にまとめてしまえば、
「 米軍は味方だがアメリカ政府が敵の為、結果、日本の作品ではアメリカは敵として登場する。」
という事ですね。
アメリカに関しては、軍部と政府の日本に対する思想そのものに大きな差が存在する為、
アメリカと日本は同盟国で有りながら日米関係が捻じれた状態となってしまっている。
・・・と、これが私の持っている認識ですね。
そしてこの日米関係の捻じれは、
アメリカ政府が日本に押し付けた歴史の嘘を正すまで続く事になると思います。
日本国民は、基本的に他国の政府とマスコミに対しては警戒する所が有るのですが、
他国の軍や国民の事を下に見るような事は決して致しません。
たとえ相手がアフリカの小国で有っても下には見ないです。
これは別にカッコつけて言ってる訳じゃなくて、
本当に自然体で対等に見てしまうように日本人の精神構造が出来ている、というのが真相です。
( ※ ただし日本に対して反日活動を行う敵対国家に対しては、
容赦無く「 この土人が!」と差別用語満載で徹底的にこき下ろす。)
だけどプロパガンダに踊らされて日本を叩くような愚民だけは本当に嫌いなんです。
「 クジラがーっ!」とか「 南京がーっ!」とかね。
そういう意味ではアメリカの国民はぎりぎりアウトだと見ています。
個人個人は優秀な人材が揃っているし、まともな頭の持主が多いと感じる事も有るのですが、
大衆全体で見た場合は愚民率が高すぎて精神的に拒絶してしまうのですよ。
後は米軍に関してですが、犯罪を犯す軍人の率が高い事を除けばですが、
恐らく自衛隊と一番上手くやっていけるのではないかなと感じています。
まあ私は一般人ですから、本当の所は当の自衛隊と米軍に聞かなければ分かりませんけどね。
確かに70年前の米軍は間違いなく「 悪 」でした。
アメリカ政府だけじゃなくて、軍隊も悪そのものだった。
これは絶対に否定させません。
でも今の米軍は違う。
たとえアメリカという国に正義は無くとも、
国家の為に命を捧げて戦う彼ら米軍兵士を私は悪役にするつもりは無い。
記事が長くなってきたのでこの辺でまとめに入らせて頂きますが、
結局記事の中で私が何を書きたかったのかと言いますと、
もし親日派のアメリカ人が反米的な要素を含む日本の作品を見てしまった時、
反射的に反応するのではなく、
「 なぜ日本人はこのような作品を書くのか 」という事を真剣に考えてほしいのです。
つまり「 なぜだ日本人! 酷いじゃないか! 」と単純に受けとるのではなくて、
「 なぜ戦後70年経っても反米作品が出続けるのか 」という事について考えてほしいのです。
そこには必ず理由があるからですよ。
アメリカでは「 今は中東と戦争中であって、日本との戦争は過去の事 」となっていても、
日本人の中では「 今もアメリカとの戦いが終わっていない 」のです。
まず、貴方の国のニュースでは決して流れない反日的な報道が日本のネットでは沢山流れており、
アメリカ政府やアメリカ企業が日本に対してやっている反日工作を日本人は常に見ているんです。
当のアメリカの国民が知らないだけで、
アメリカという国家から今でも私達は数えきれない程の侮辱を70年に渡り受けている。
これに関してはイギリスやドイツも同じですよ。
EU各国の国民が知らないだけで、彼らの政府やマスコミが今でも日本を侮辱し続けている。
そしてそれを日本の国民はずっと見てきた。
70年前の過去の話じゃない。
現在進行形の話です。
その所為で、
「 今 」の日本国民が、
「 今 」のアメリカという国家に対して本当に頭に来ているという事を分かってほしい。
もう一度書きますが、過去の歴史に関するプロパガンダ限定の話では有りませんよ。
今現在の日本に対し、アメリカ発の数々の反日工作が「 今 」行われているのです。
だから日本発の反米的な作品が出てきたとしても、
それは日本によるアメリカに対するプロパガンダなどではなくて、
反日的なアメリカに対する「 反感 」もしくは「 真っ当な正当防衛 」である事を御理解頂きたい。
別に米軍や親日派の国民の事を叩いている訳ではないのです。
その事を知っておいてほしいと思い記事を書かせて頂きました。
繰り返しになりますが、
今後ネットで保守が増える程にそういう作品が生まれてくる土壌が形成されていくと思います。
そしてそれを見て傷ついたり怒ったりする前にアメリカ人は事実関係を調べる癖をつけて欲しい。
ちゃんと調べたら嫌でも分かるはずなんですよ。
あの戦争は、日本が絶対の正義で、アメリカは絶対の悪だったという事が。
多くの保守が、
「 日本は、あの戦争で謝罪しなければいけないような事は何もしていない 」と言います。
でも本当は謝罪する必要性が無いどころか、
最も模範的だった戦争当事国として世界から表彰される資格すら有ると言っても良いのですよ。
・・・まあアメリカ人に向けて書いてはみたものの、
全部日本語だから読めないでしょうけど。
しかしこのインターネットの時代、
日本語の読めるアメリカ人が偶然ここを見ないとも限りませんからね。
※ 最後に書いておきますが。
今の時点で「 アメリカの事が嫌いですか?」と聞かれたら、
私は迷う事なく「 はい、心の底から見下し軽蔑しています 」と返答致します。
それはアメリカという「 国家 」に対してですよ。
組織や個人じゃなくて、あくまでも国家に限定した返答です。
私にとっての「 嫌韓 」は、
政府も軍隊も国民も含めた「 韓国の全部 」を指していますが、
私にとっての「 嫌米 」は、
主に政府関係者を中心とした経済界と一部国民(愚民)に対して向けたものです。
要するにアメリカの場合は「 何割が敵で、何割が味方 」というイメージですが、
韓国に関しては「 何割とかじゃなくて、全員敵で、全員の中に例外が存在する 」という感じ。
私はこれから先も、
アメリカを始めとした白人国家の事を叩く記事を書いていくつもりでおりますが、
白人国家の政府や軍隊や国民をいちいち分けて書かないだけで、
白人という存在全てを否定するつもりは私には全く無い。