遊園地 やまちねジェットコースターに乗る

 

山田「なんか緊張するなあ」

 

知念「もしかして涼介、ジェットコースター苦手?」

 

山田「どうだろ乗った記憶ないかも」

 

知念「そうだっけ?」

 

山田「けど何事もチャレンジだから」

 

知念「あ、こんな歌があった・・・電光石火ウソみたいな落下速度だ♪」

 

山田「へーおもしろいこと言うね」

 

知念「確かにさっきから心臓バクバクだけど・・・あれ!?なんか怖いかも!!」

 

山田「あ!今思い出した・・・乗った記憶がない理由」

 

知念「なになに?」

 

山田「知念がすごく怖がったからだ」

 

知念「えっ、えええええーー!!」

 

 

 

 

 

山田「お水買ってくるから、少し横になってて?」

 

知念「ほんとごめん・・・」

 

 

 

 

 

中島「大丈夫?吐きそう?」

 

知念(あっちにもボクと同じような人が・・・)

 

中島「救護室で薬もらってくるね」

 

伊野尾「悪い・・・」

 

知念「えっ!?Σ(゚д゚;)」

 

伊野尾「えっ!?Σ(゚д゚;)」

 

知念(なんで!?)

 

伊野尾(なんで知念がここに!?)

 

中島「あれ?知念!?」

 

知念「ゆうとりん!?」

 

山田「お水買ってきたよ・・・」

 

伊野尾「や、山田!?」

 

中島「そうだっ!いいこと考えた♪このまま4人でWデートしようよ?」

 

伊野尾&知念「はあっ!?」

 

伊野尾「Wデートって、そもそも俺らデートじゃないし。裕翔がしつこいから仕方なく・・・」

 

山田「見苦しいな伊野ちゃん。そういう言い草は裕翔に失礼だろ?」

 

中島「だよねーもっと言ってやって?」

 

知念「ボクたちはこのへんで・・・」

 

中島「え、みんなで遊ぼうよー」

 

山田「俺はいいよ?このまま4人で回っても」

 

伊野尾(こいつ、男らしく逃げも隠れもしないってことか・・・)

 

知念「伊野ちゃんも裕翔とふたりで回りたいよね・・・?」

 

伊野尾(山田の奴、知念とイチャつくとこを俺に見せつける気かよ。そんな拷問願い下げだ)

 

中島「もう逃げる伊野ちゃんは見たくない・・・」

 

伊野尾(え・・・そっか・・・決めろ慧!ここは一発ガツンと!)

 

山田「どうする?」

 

伊野尾「お邪魔じゃねーの?別に俺はいいけど!」

 

知念「ちょ、ちょっと!?」

 

山田「じゃあ決まりだな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花のち

 

 

 

 

 

 

6話 遊園地Wデート!?恋はジェットコースター!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いのやま@お化け屋敷

 

伊野尾「うわっ!」

 

山田「驚きすぎだろ」

 

伊野尾「驚いてねーし。こんなん子供騙しだろ・・・ぴぎゃあ!!」

 

山田「ぴぎゃあって・・・伊野ちゃん、もしかして・・・・」

 

伊野尾「べ、別に、山田のビビる顔が見たかったとか、知念と密着されたらサイアクとか思ってねーし」

 

山田「・・・そんなことか」

 

伊野尾「うっせー」

 

山田「てっきり、俺とふたりきりで話したいのかと」

 

伊野尾「え・・・」

 

山田「伊野ちゃん、知念が好きなの?」

 

伊野尾「だっ、だったらなんだよ!」

 

山田「どうもしない。伊野ちゃんの勝手だ。でも、知念は渡さない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観覧車で2人になってしまったいのちね

 

知念「いくらなんでもボーッとしすぎでしょ」

 

伊野尾「知念だって山田を置いてけぼりにしてんじゃねーよ」

 

知念(観覧車ってこんな狭かった?)

 

伊野尾(くそっー距離が近い・・・)

 

知念「後で謝った方がいいよ。ゆうとりんに」

 

伊野尾「は?」

 

知念「涼介に変な勝負挑んでデート台無しにして」

 

伊野尾「だからデートじゃねえよ。付きまとわれて迷惑してんだ」

 

知念「迷惑って、あんなに真っ直ぐに伊野ちゃんのこと想ってくれて・・・裕翔の気持ちもてあそんだらかわいそうだよ」

 

伊野尾「なんだよそれ・・・」

 

知念「え?」

 

伊野尾「もてあそんでるのはおまえだろっ!」

 

知念「・・・・」

 

伊野尾「俺の気持ち、気付いてるくせに・・・知らんぷりしてんじゃねえよ!知念っ!」

 

知念「離して」

 

伊野尾「わかってんだろ!いいか?俺が好きなのは・・・」

 

係員「おかえりなさーい!・・・あのお客様?」

 

知念「ちょっと離してっ!」

 

伊野尾「知念!!待て!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やまちね@遊園地帰りのカフェ 

 

知念(まだドキドキしてる・・・伊野ちゃんに掴まれた肩が熱い・・・胸が苦しい・・・今日ほとんど伊野ちゃんのこと考えてる・・・)

 

山田「知念?」

 

知念「ちょっとぼんやりしちゃってた・・・ごめん」

 

山田「・・・・」

 

小瀧「山田くん!?」

 

山田「小瀧・・・みんなも」

 

小瀧「今度の生徒総会の準備をしていたんです」

 

女子「会長はお出掛けだったんですか?」

 

山田「ああ・・・今日は遊園地に」

 

女子「え・・・もしかしてデートですか?」

 

山田「うん、そうだよ」

 

知念「はじめまして、知念侑李です」

 

女子「彼氏、いらしたんですね(T_T)」

 

山田「うん」

 

小瀧「邪魔しちゃ失礼だよ」

 

女子「失礼します・・・」

 

小瀧「知念さん、今日はお会いできてよかったです・・・失礼します」

 

山田「じゃあね小瀧」

 

知念「いいの?あの人泣いてたけど・・・ボクのこと見てショック受けてるみたいだったし」

 

山田「・・・・」

 

知念「聞いてる?ちゃんと話した方が・・・生徒会の人なんでしょ?」

 

山田「知念は何考えてるんだろっ?」

 

知念「え・・・」

 

山田「俺のことを好きな子を慰めてほしいの?そばに寄り添ってもいいの?それで知念は何も感じない?今日一日、俺が何も感じてないと思ってる?嫉妬したり傷付いたりしてないと思ってるっ!?」

 

知念(こんな怒ってる涼介初めて見た・・・こんな顔させたくないのに・・・ボクのせいで)

 

山田「・・・ごめん、今のは俺が感情的過ぎた」

 

知念「違う!悪いのは全部ボク・・・」

 

山田「知念・・・」

 

知念(全部見透かされてる・・・伊野ちゃんに告白めいたことされて・・・ふらふらしてるボクのこと・・・)

 

山田「・・・・」

 

知念「ごめん。ちゃんとはっきりさせるから」

 

山田「はっきりって?」

 

知念「少しだけ、ボクに時間をください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊野尾邸

 

伊野尾「知念!?何してんだよ・・・」

 

知念「ここに初めて来たときは驚いたな~馬もいてさ~」

 

伊野尾「なんだよ?思い出話でもしに来たのか?」

 

知念「観覧車での話の続きをしに来た・・・」

 

伊野尾「知念・・・」

 

知念「伊野ちゃんは・・・ボクのことが好きなんですか?」

 

伊野尾「・・・・」

 

知念「・・・伊野ちゃん?」

 

伊野尾「好きだ・・・ずっと頭の中は知念のことばかり。何してても。ここに知念がいればって考える。知念に好かれるにはどうしたらいいか。どうやったら触れられるか。好きで。好きで。たまらない」

 

知念「伊野ちゃん・・・」

 

伊野尾「知念のことが・・・大好きだっ!!」

 

知念「・・・ありがと。そんなふうに思ってくれて」

 

伊野尾「知念・・・」

 

知念「・・・ごめんなさい伊野ちゃん。今まで苦しめてごめんなさい。ボク、涼介と付き合ってる。これ以上自分のせいで誰かを傷つけたくない。誰かのジェットコースターにはなりたくない。大事な人にただただ笑っていてほしい・・・」

 

伊野尾「意味わかんねえこと言うなよ!」

 

知念「だね。ごめん・・・けど、そういうことだから」

 

伊野尾「知念!」

 

知念「・・・・」

 

伊野尾「おまえはそれでいいのかよ?俺とのこと、こんなんで終わりかよ」

 

知念「伊野ちゃんとボクは、何もはじまってないよ・・・」

 

伊野尾 (ノω・、) (なんだこれ?・・・俺、泣いてんのか!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜の公園

 

知念(これでいいんだ・・・時間とともにこのチクンとした胸の痛みも、モヤモヤも、消えてなくなる・・・)

 

山田「知念いた!」

 

知念「涼介・・・」

 

 

 

 

 

キミは シンデレラガール
My precious one
You’re the only flowering heroine

どんなときも ずっとそばで
まぶしい その笑顔見せて
やがて シンデレラガール
魔法が解ける日が来たって
いつになっても 幾つになっても
ボクはキミを守り続ける

 

 

 

 

 

知念「・・・伊野ちゃんにちゃんと伝えてきた。ボクが付き合ってるのは、涼介だって。もう嫌な思いはさせない。だって僕は涼介の・・・」

 

山田「もういい・・・わかったから」

 

 

 

 

 

 

山田の顔が近づき、ふたりの唇が重なる

 

 

 

 

 

山田「知念、桃乃園に転校して来ないか?」

 

 

 

 

 

To be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、JUMPで「花のち晴れ」遊園地編でした~

 

前回好評いただいたので、続き書いてみました

 

毎回書くわけじゃないですからね?(笑)

 

しかし本物の6話、せつなかったですね・・・

 

「好きなんですか?」って告白促したら、普通OKパターンじゃないですかww

 

まさかの音と出木杉くんがキスしてしまうとは!(>_<)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、キンプリCDデビューおめでとうございます!!

 

 

シンデレラガール、いい曲ですね♪

 

買ってみようかな~

 

と思ってたら、千葉っちから「フラゲしたよ」とLINEが・・・

 

しかも初回限定盤らしいΣ(゚д゚;)