離婚率の高い沖縄では、いろいろな離婚原因があるとされていますが、この記事では、
「学力が低いから、沖縄は離婚率が高いのか？」
ということに注目して原因を探ってみたいと思います。
学力が低いから、沖縄は離婚率が高いのか？
ご存知の方も多いかと思いますが、沖縄県は、全国で実施される学力テストにおいて、小学校、中学校ともに、全国で最下位となっています。（2014年は小学生は最下位では無かったです）
そのせいで沖縄県は、ありとあらゆる面において、「何もかも学力が低いことが原因ではないのか？」などと議論になることがよくあります。
例えば、沖縄県の飲酒運転の検挙率が高いとか成人式での迷惑行為など、マナーやモラルといったことが分からない人が多いと言われることがあるのです。
他にも学力が低いから、平均年収が低いとも言われていたりして、失業率や給食費の未納率、貯蓄金額などが、全国でも最低水準となっています。
さらには、できちゃった婚の率が、過去に全国でトップになったこともあって、何も考えずに安易な行為に走るのも学力が低いからではないかと考えている人も多いです。
となるとやはり離婚率に関しても、「学力が低いことが原因ではないのか？」と議論になってしまうのです。
離婚率と学力の関係性を調べました！
沖縄県の離婚率と学力だけでは比べることができませんので、全国の離婚率と学力テストの結果から検証して見たいと思います。
ではまず最初に、離婚率の高い都道府県を見てみましょう。
↓
平成25年のデータ
1位 沖縄県 (2.59)
2位 北海道 (2.09)
3位 大阪府 (2.08)
3位 宮崎県 (2.08)
5位 福岡県 (2.04)
6位 和歌山県 (2.01)
7位 高知県 (1.94)
8位 東京都 (1.92)
9位 鹿児島県 (1.87)
10位 熊本県 (1.86)
＊（）は、1年間に人口1000人あたりの離婚した件数です。
(総務省統計局の「2-17 出生・死亡数と婚姻・離婚件数」)
離婚率が1位から10位までの都道府県が、学力テストでは何位なのかを（ ）に書き足しますと、
1位 沖縄県 (47位)
2位 北海道 (36位)
3位 大阪府 (45位)
3位 宮崎県 (26位)
5位 福岡県 (40位)
6位 和歌山県 (38位)
7位 高知県 (46位)
8位 東京都 (12位)
9位 鹿児島県 (44位)
10位 熊本県 (24位)
（ ）の順位が低いほど、学力テストの結果が低い都道府県です。 平成25年に実施された、文部科学省の学力テストの結果です。
学力テストの結果を詳しく知りたい方は、文部科学省の所轄で「国立教育政策研究所」が実施している「平成25年度、都道府県別の調査結果」をご覧ください。
学力テストの順位だけが知りたい方は、「スクスクのっぽくん」←こちらのサイトが便利です。
先ほどの順位をさらに詳しく調べて見ますと、離婚率が8位の東京都だけは、学力テストでは平均を上回っていましたが、それ以外の都道府県は学力テストの平均以下となっていました。
ということは、東京は例外としてみると、「学力が低い都道府県は、離婚率も高い！」こう言えるのではないでしょうか。
沖縄は、できちゃった婚でも全国でトップで、離婚率もトップとなると、やはり結婚や離婚について、何も考えていないと、言われても仕方がないと思います。
多少は考えてはいるのでしょうが、その考え自体が甘い可能性も高いと思います。 でも、離婚するかどうかは人それぞれです。
ちょっと言い方は悪いですが、たとえ学力が低くても、夫婦円満の人もいますので、全員が離婚に発展するとか限りませんよ！
ではでは。
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