海には目に見えない道があるという。
広い海、一見どこでも通れるように思ってしまうが、浅瀬、暗礁などの影響で、船が安全に通行できる道は限られており、海図には安全に航行できる道が記されている。
海に囲まれた島国「日本」にとって海は重要な交通網であった。
瀬戸の内海は、外界の荒波を避けて通る重要な航路であったが場所によっては潮の流れが早い場所や、浅瀬が入り組んだ場所に足を踏み入れてしまったり、濃霧により重大な事故を起こしてしまうこともあった。
灯台守
近海では、船乗りは陸地からの距離を確認しながら船を進めたという。
夜間や濃霧で陸地の視認が困難な時、陸地の灯火は船乗りたちの命綱だった。
目の前を一列に並んで通り過ぎる船の隊列
この船。船乗りたちの命を守る灯台守
時の流れとともに、技術が発達し住み込みの灯台守はいなくなってしまったが、
その言葉になにか懐かしい優しさを感じます。