みなさん、こんにちは。管理者のもうです
今回は訪問看護ステーションついてお話したいと思います。
訪問看護 Part 1
■どんな看護師さんが向いている?
・看護経験者。基礎的な看護技術、知識のある方。
・利用者により近い位置で、看護をしたい方。
・在宅、地域医療に興味がある。
・人とのコミュニケーションが好きな方。(在宅サービスは特に利用者だけでなく、そのご家族との関わりも重要です)
・パートや非常勤での勤務を希望している方。(例えばパートで週3日、午前中だけ働きたい等の柔軟な勤務体制にも対応可能なケースが多い)
・夜勤は出来ないという方。(ただし訪問はオンコールはあるので、決められた日時の待機は必要です。代わりにオンコール手当は必ずあります。)
・ママさんナース等、家庭や育児、プライベートを充実させたいという方。(訪問看護は、比較的残業も少なく、ワークライフバランスを保てるケースが多いです)
・また訪問は、中堅からベテランの、30代後半~50代の看護師さんも多く働いています。
■教育制度
・訪問看護は基本一人で利用者の自宅に訪問してサービスを提供するので、一から体系立てて基本看護技術を学ぶには適していません。当然、最初のうちは、先輩看護師さんについて在宅看護を一緒に学べますが、訪問事業所は中小の事業者も多く、病院のような体系的な教育制度はほとんどの場合整っていないケースが多いです。
・代わりに在宅サービスでは、介護保険や社会保障制度、リハビリ、福祉用具、ターミナルケアなど、勉強しておくと看護に役立つ周辺分野がたくさんあり、自ら自発的に勉強をすることも強く求められます。
■看護師の仕事内容
・訪問看護は病院に入院する患者さんや高齢者施設に入所する利用者さんに比べ、ある程度自立度の高い利用者さんが多く、このような利用者さんに向けて医療・介護のサービスの提供となります。
・在宅サービスはやはり身体介助の比重が高く、医療行為は限定的です。
・訪問看護は、医師と連携しながら基本的に一人で利用者の自宅へ訪問し処置を行うので、一定の基礎的な看護技術、知識が求められます。もちろん、訪問サービスの内容は、看護計画に沿って行われます。
・さらに訪問看護が病院の看護と違う大きな点は、家族との関わりが深い点です。利用者さんがどのようなサービスを受けたいかの決定者は、利用者さんの家族さんの場合が多く、家族さん自体も利用者さんの介護者だったりするので、家族さんからの相談対応や助言等を通じて、家族さんとの信頼関係の構築、維持も非常に重要な仕事の一部になります。
・中にはこの家族さんの対応に疲れ、訪問看護を辞められる方もいらっしゃいます。
・訪問看護では、病院に入院されている多くの患者さん向けの看護ではなかなか見えてこない、その人の暮らしぶりや、家族、兄弟、友人などとの関わり等、生活の場を理解した上での看護が提供できるという点で、より患者に寄り添う看護が提供できます。
・急変時の対応は、主治医の指示のもと緊急の処置を行います。
・一方、訪問看護は自分だけで判断を求められるケースも多々あります。
・他職種との連携(ケアマネージャー、ヘルパー、リハビリスタッフ、相談員等)も、訪問看護の特徴です。
・医療保険適用の訪問サービスは、1回のサービス時間が30分から1時間30分、介護保険適用の訪問サービスは1回のサービス時間が20分未満から1時間30分未満までです。
1日当たりの訪問件数は事業所によりことなりますが、平均的に2件~5件程度が多いです。
以下、訪問看護サービスの具体的な業務内容
■療養上のお世話
身体の清拭、洗髪、入浴介助、食事や排泄などの介助・指導
■医師の指示による医療処置
かかりつけ医の指示に基づく医療処置
点滴、カテーテル管理、インシュリン注射等
■病状の観察
病気や障害の状態、血圧・体温・脈拍などのチェック
異常の早期発見
■医療機器の管理
在宅酸素、人工呼吸器などの管理
■ターミナルケア
がん末期や終末期などでも、自宅で過ごせるよう適切なお手伝い
■床ずれ予防・処置
床ずれ防止の工夫や指導、床ずれの手当て
■在宅でのリハビリテーション
拘縮予防や機能の回復、嚥下機能訓練等
■認知症ケア
事故防止など、認知症介護の相談・工夫をアドバイス
■ご家族等への介護支援・相談
介護方法の指導ほか、さまざまな相談対応
■介護予防
健康管理、低栄養や運動機能低下を防ぐアドバイス
参考:一般社団法人 全国訪問看護事業協会HP
続きは「訪問看護Part 2」をお読みください。
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