今、放送されてる24時間テレビ。
さらにまさに今、放送中の多発性硬化症の女性が森三中の大島さんと話をしているシーンが流れている。
この女性の方が障害者の親はみんなこう言う。
「普通に生んであげられなくてごめんね」
「元気に生んであげられなくてごめんね」
これを聞くたびに悲しくなる…と言う。
障害は不幸かのか?
障害は悪いことなのか?
と、思ってしまうそうです。
子供にそう思わせてしまうのは、親としてダメなのかもしれない。
でも親として
「不幸だから」
とか
「悪いことだから」
とか思って
「普通に生んであげられなくてごめんね」
と、言ってるわけではないのです。
あなたが経験しなくてもよかった痛み
辛さ・悲しさ・もどかしさ…
その全てに対して「ごめんね」と思うのです。
そう思うのは親として当然のことだし、その思いは私が死ぬまで抱える思い。
だから深く重く受け取らないでほしい。
親がこう思うのはしょうがないのだ。
子供に対してだけと言うわけではなく「ごめんね」と思うのだ。
この子の父に対して、自分の親に対して、そして子供に対して…。
いろんな種類の「ごめんね」を思うのだ。
決して不幸だから、悪いことだから…そんなことを思って謝っているわけじゃないのです。
でも私は娘に「ごめんね」と言うより、「一緒にがんばろう」って言っていこうと思う。
24時間テレビを見てて、4年前までは
「あー、そうなんだー」
と、思いながらだったが、今は
「それ、ちょっと違うんじゃないかな…」
「親はそんなつもりで言ってないよ」
とか、思いながら見るようになった。
最後に1つ。
あなたが経験しなくてもよかったこともたくさんあるけど、口唇口蓋裂で生まれたから経験できたたくさんのことある。
何より人の優しさ、思いやりにたくさん触れることができたはずだ。
そのことは忘れないでがんばっていこうね。
テレビを見ていて、ふと思ったので自分の覚書として…。
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口唇口蓋裂で不安なご家族の皆様のもとに
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