コトヌーのカフェとかちょっとしたショップとかに行くと、村から上がって来た隊員はだいたいこうつぶやきます
「うわっ、ベナンっぽくない!」
かく言う自分もその一人。
ふかふかのソファーに座り、美味しいエスプレッソ飲みながら日本語でおしゃべり。小腹がすいてるときならこれまたオシャレなカフェめし。ココナッツミルクが効いたカレーを頂く。うまい
さも日本にいるかのよう。
ちょっと待て
「ベナンっぽくない。」って、なんだ?
そもそもベナンっぽいって、なんだ?
パルミラの葉と波板で作られた掘ったて小屋みたいな家 ?
直角の木製椅子orプラの椅子のこと?
異常に練乳を入れるインスタントコーヒー?
ガトーという看板倒れも甚だしい揚げドーナッツとクリュイクリュイ?
何処行っても同じものしか売ってないマガザンのことか?
挙げれば切りが無い。
ここのコーヒーは1杯1500F(300円)。この1500Fってのはだいたいベナン人の日給と同じくらい。
それを僕らはなんの躊躇いもなく支払えてしまう。
村ではベナン人と同じものを食べ、同じ暮らしをしようとしてるのに
コトヌー来た途端、これだ。
別にそれが悪いって訳じゃない。
和食とか中華とか口に合うもの食べて栄養つけなきゃならんし、精神的にも癒される所があるって大切だ。
思うのは、結局自分は日本人なんだなってこと。
いくら近づけても、生まれ育った環境は今更変えれない。
肌の色だってそうだ。いくらパット食べて現地語話そうがヨボはヨボ。ガイコクジンだ。
stingの 「Englishman in New York」って曲のサビはこんなのだった
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I’m an alien, I’m a legal alien
僕はエイリアンだ 合法的なエイリアンなんだ
I’m an Englishman in New York
僕はニューヨークにいるイギリス人さ
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さしずめ、je suis Japonais a Cotonou と言った所。
ベナン人と一緒の村ぐらしと、日本人として暮らすコトヌーでの毎日に違和感を感じずにはいられない。
それは、あまりにも違うそれぞれの国の「らしさ」 にうまく切り替わらないだけ。
どっちが好きかとかじゃない。どっちも好きだ。
写真はそのオシャレカフェ。冷房もWIFIもついてる!