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まち歩き伏0704  師団街道 陸軍の名残

2018年03月01日 06時48分27秒 | まち歩き

 

陸軍第16師団

明治政府は、日清・日露の戦争を経験するなか次第に軍備の拡張を図り、明治38年(1905)陸軍の兵力を従来の12個師団から17師団編成へと増強させた。そのうち第16師団が京都深草に駐屯したのは明治41年11月16日のこと。それにともない京都の市街地と駐屯地を結ぶ道路の整備が行われた。現在も鴨川運河(琵琶湖疏水)の西側を南北にのびる道路を師団街道と通称している。この道路を挟んで東西に、歩兵・騎兵・砲兵・輜重兵(しちょうへい)・工兵の各連隊が配置されていた。

一方師団司令部は奈良街道沿いの聖母女学院本館として使用されている赤レンガ造り、二階建て、銅板葺きの堂々たる建物で、明治40年の竣工である。また師団街道から師団司令部の位置する東方に第一から第三までの軍道が開かれた。この軍道が疎水をまたぐ横の橋脚には、今も陸軍のマークが浮彫されている。第一軍道と記された道路標識とともに、現在に残る貴重な戦争遺跡となっている。

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