街の中心にありながら、この島は車の進入禁止!!

 

というより、

道が狭いので車が通れない。

 

ストックホルムの旧市街ガムラ・スタン。

道路の幅は細いところは2mちょっと。

 

 

ガムラ・スタンを歩きながら

パリの街もオスマンによる大改造前は

こんな感じだったんだろうなと考えていた。

 

帰ってから、パリの写真を見返してみた。

 

 

これはパリのシテ島。

パリ大改造以前の街並みが残っているエリア。

 

道の感じが、やっぱりガムラ・スタンと似ている。

 

パリとガムラ・スタンの大きな違いは外壁の色。

パリはベージュ色の世界。

 

それに対して

ここは建物ごとに外壁の色が違う。

 

 

ベージュ、黄色、オレンジ系の暖かみのある色が

多く使われている。

 

ガムラ・スタンの建物はレンガの組積造。

レンガ壁の上に漆喰を塗って仕上げている。

 

漆喰に顔料を混ぜているので

いろんな色をつくることができる。

 

だから

カラフルな街並みになっている。

 

 

 

次はこれ、壁についている黒い飾り。

上下階の窓の間にあるスチールの飾り。

 

 

これは単なる飾りじゃない、実用的な役割があります。

アンカープレートとかウォールウォッシャーとか

呼び名はいろいろ。

 

外壁が外側に湾曲するのを防止するために

壁と床を固定している金物なのです。

 

それを装飾的なデザインとして見せている。

 

 

 

最後にもう1つ。

ナイスアイディアを見つけました!!

 

 

左側の建物に黒い鎧戸が付いている。

これ、鎧戸以外にも役割があった。

この場所ならではのアイデア!

 

反対側から見るとこんな感じ。

 

 

鎧戸の裏は鏡になっていて、窓が映っている。

 

ということは、

室内から見ると道路の先が映っていることになる。

 

ひとつ前の写真をもう一度見てもらうと分かるように

道路の先にあるのは空。

 

この鏡の役割分かった??

 

この建物、窓はあるけど向いの建物との距離が近いから

採光が望めない。

 

それに対して道路の先は光を遮る建物がない。

 

だから、

鏡を道路の先の方向に向け、

そこから光を反射させて室内に光を取り込んでいる。

 

なるほど…

 

 

次回は、

ストックホルムといえばアスプルンド!!

 

お楽しみに~。

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いつも応援ありがとうございます!

 

 


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