(写真は、沖ノ島で発掘された国宝の純金製指輪)
9月30日~10月7日に熊本へ帰省した帰りに、
世界遺産の宗像大社・辺津宮に立ち寄った
話しの続きです。
宗像大社・辺津宮の境内に「神宝館」
(しんぽうかん)があったので、入館
してみます。
(800円)
(800円:写真撮影不可)
神宝館には、ここ宗像大社・辺津宮から60キロ
離れた「沖ノ島」から発掘された8万点に及ぶ
一括遺物の主な物が展示されています。
そして、何と!、驚くことに、戦後、十数年
かけた沖ノ島の調査で発掘された、4~9世紀の
出土品・約8万点の全てが国宝に指定されて
いるのです!
主な展示品は、古墳時代から平安時代にわたり、
中国・朝鮮半島製品を含む、各種の銅鏡、
金銅製の馬具類のほか、土師器、三彩陶器、
滑石製品、玉類、刀剣類などです。
これらの8万点もの国宝が発掘された沖ノ島は、
玄界灘に浮かぶ絶海の孤島であり、1500年も前
から、神様のご託宣を仰いでいた場所です。
この島の祭壇には、当時の最高の宝物が捧げ
られていました。
捧げられた物は、決して人間の手で触れては
ならない、との厳しい掟があったため、戦後の
発掘調査が行われるまで、1500年もの間、
そのまま手つかずでした。
発掘調査が行われるまで、”不言様(おいわず
さま)”と呼ばれたこの島は、島の物を
一木一草一石たりとも持ち出してはならず、
この島で見たり聞いたものをしゃべっては
ならない、そして女人禁制という厳しい掟が
存在しました。
戦後、十数年かけた沖ノ島の調査で12万点を
超える品が発掘されましたが、そのうちの
8万点が一括国宝に指定されました。
この一括国宝の数は日本一であり、「海の正倉院」
と称されています。
12万点もの出土品は、ここ神宝館に収められて
いますが、沖ノ島には未だ、残りの陶器や磁器の
破片がいたるところに点在しています。
そして、この発掘調査を支援したのが、映画
「海賊と呼ばれた男」で有名な出光石油の
出光佐三でした。
館内は撮影禁止なので、以下の写真は、世界遺産
認定時の日刊スポーツ・号外版の写真と、神宝館
のパンフレットの写真からの転載です。
特に、下の写真の「純金製指輪」は、とても
古代の指輪と思えないくらいピカピカの
真新しい印象で、デザインもティファニーで
売っている様な?現代的な感性で感動しました!
(日刊スポーツから)
(日刊スポーツから)
(日刊スポーツから)
(日刊スポーツから)
(日刊スポーツから)
(日刊スポーツから)
(日刊スポーツから)
(神宝館パンフレットから)
(神宝館パンフレットから)
(神宝館パンフレットから)
(神宝館パンフレットから)
(神宝館パンフレットから)
それにしても、”8万点”の国宝というのは、
数が多すぎてピンときません・・・
8万点をどうやって数えたのでしょう?
そして8万点のリストはどのくらい分厚い本
なのでしょうか?
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