ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

1.次元が違う恐怖 

2017-03-25 | わたし&乳がん 1.2.3...

一斉に!

一斉にだ! 何事が起きたのか!?

何千匹ものねずみが天井板一枚の上を、右往左往の猛ダッシュで駆け廻っている。

少し近いといえば、そんな感じだろうか。

 

まるで何々のよう、とか、こんな感じだ、とか。

本当は何に例えても当たらない。

例えようがないのだ。

あえて言うなら、なんだろう・・・ ?

 

次元が違う恐怖

 

生まれて初めての体感だった。

だから、どう表せばいいのかわからなかった。

ザワザワザワ!!!!!! と体中に駆け巡ったものの正体は・・。

当たっていようがいまいが、感覚として一番ピタッときたのが、次元 が違う!という言葉だった。

 

術前説明にはなかった事実。  手術して分かったこと。

わたしの乳がんはリンパ節に転移していた。

あれは、Dr:Gにそのことの説明を受けた夜のことだった。

 

わたしの人生には終わりがある・・

死が最も現実的に、あらゆる方向から急激に、または、じりじりと迫ってきた夜だった。

がんがわかって考えたこと、わたしは凛としていたかった。

その思いは一挙に打ち消され、自分が一旦砕けていく気さえした。

そして、なんだかとっても焦った。

何かしないと! なにができる! 世の中に最後の貢献するとしたらどんなこと?

でも、時間がない・・・

 

恐怖、不安、焦り、どうせ・・・、 

この手の感情や思いが影のように付きまとう、そんな時期があった。

病院の消灯後の時間は、待ってましたとばかりにわたしの心を魔物たちが占領しに来る。

 

 

 

乳がんとわかってからこれまで、特に一年目などに感じたこと、思ったことを

いつかちょっとでも書いていきたいと思っていた。

気まぐれなシリーズものとでもしょう。

 


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