心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

母の思い

2017-03-25 | 昔々
私が大学生になって

一人暮らしが決まった時



母は私にその当時の

最新多機能コンパクトミシンを

荷物の中の一つとして持たせた



母は今とは違い

男顔負けの仕事人間で



私は母の手料理を聞かれて

思いつくものがないほど



手作りというものに

本当に遠い人だった



だから小学生の頃

キャラクターやアップリケのついた

友達の持っている手作りの手提げを

かわいいって憧れていた



担任の先生が一度

私に注意したことがある



あなたの服装や持ち物は

大人っぽすぎて

子どもらしくありませんって



ブランド物の大人っぽい服や持ち物を

私が選んだことなどなかったけど



もちろん私は先生の注意を

母に伝えなかった



母にはきっと子供らしいって

わからないだろうし



何より子供に興味がないことは

わかっていたから



そんな母がなぜミシン

意味がわからなかった



でも持たされたからには

使えなくてはって

大学の休みの日に

洋裁教室に通うことにした



簡単な物が作れればってくらいだったのに

ミシンが最新だったせいもあって

私はそこの先生や生徒に

かわいがられて



簡単なスーツやワンピースまで

作れるようになった



手作りの手提げなんて

簡単にできるんだって思った時



もしかして母は

私の未来の子供たちに手作りの物を

私が作ってあげられるように



自分ができなかったことを

私にはしてもらおうと

したんじゃないかなって



思い込みかもしれないけど



そんな風に

ふっと思った


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