本日のスバル弄りは2時間でした。
昨晩に布団に入りながらスバルのことで気になることが頭をグルグルです。
ルーフドリップレールが車体にこのようについていて、天井に落ちた雨水がドリップレールに注がれて....
と、水が流れる先をイメージしていたときです。
もしや?あそこであっちに流れることがあるのか?
と、つまらないことを気にし出したのです。
本日のスバル弄り最初の作業は、ルーフドリップレールに落ちた水がどう流れるかの確認でした。
水をチョロチョロと流していくと....
ガーン
私の憶測が悪い方にヒットしました。
ルーフドリップレールの先端から真っ直ぐエンジンルームフード脇のドリップレールに流れないのね。
なんと7割方の水がテールランプの穴へ飲み込まれていくのです。
先端でどっちに傾斜がきついかとよーく観察したら、たしかに側面の方が傾斜がきついのよね。
そんなー。テールランプに水が落ちていくなよー。
そんなとこへ屋根で受けた水が流れていくから、テールランプの台座がサビサビになるんだよ。
さらに、テールランプの穴に入った水が車体の中に入ってエンジンルーム側壁内部をサビサビにするんだよ。
なんなんだよー。と不満が爆発です。
もしや、これは左だけとかかな?と、右側でも同様にテストします。
右側も、きちんと7割方がテールランプの穴へ流れこんでいきました。
声には出しませんが、心の中で「バカヤロー」とぶつける先のない雄叫びをあげるのです。
R-2乗りの皆さま、あなたのR-2は天井に降り注いだ雨はどのようなルートを通りますか?
私のR-2だけが大量工業生産のハズレ品で、このような不毛なドリップルートだったのならいいのですが....。と、R-2乗りの皆様に不要な心配ネタをプレゼントします。
さてさて、
どうしようかなー。絶対にこのままにはしたくありません。
確実なのは、エンジンルームフード脇ドリップレールまで、ルーフドリップレールを延長してやることです。
または、ルーフドリップレール終端部のすぐ横に溝を作って、エンジンルームフード脇のドリップレールへ落とし込むのです。
車体のデザインを考慮すると、5mmほど溝をつくるのがベストでしょうなー。
どうしようかなー。先切り金鎚で叩きこんだら5mmぐらいの溝が簡単にできそうかなー。と考え始めるのだけど....
いやいや、ボティーをへこますのはよそう。と考え直してドリップレールの延長を考えるのです。
延長といってもそんなに距離はないのですよ。5mmも伸ばせば十分でしょう。
ハンダで鉄板を貼るのがベストだと思いますが、この部分はすでに下側にハンダが入っているはずです。
せっかく綺麗にハンダ整形できているのに、またやり直しになるのは避けたいのです。
と、なるとパテでやりましょう。
パテで5mmぐらい整形しても大丈夫でしょ。もしかして将来はポロッと取れたりするかな?
まあー、遠い未来に取れたら取れたでその時はオリジナルに戻して適当にタッチアップするということでええんとちゃう?とヘタレ思考へたどり着きました。
まずは下地をよーく荒らしましてシンナーで脱脂しました。
2液パテを練り練りしましてヘラで左官です。
ほどほどに整形しましたら、パテ硬化まで別の仕事をしますよ。
右側のルーフドリップレールをサンドペーパーで研磨してサビ具合を確認です。
あちゃー、右は大変あるねー。なんでこんな錆び方なのかねー。
右のルーフドリップレールはスポット溶接が下手くそなんです。
きっと技能の低い組立職人が右側にスポット溶接しているのだと思います。
だってスポットを失敗して打ち直しているところが4か所もあるんですよ。
こんな水の通り道になる部分でスポット失敗ってどんな鉄肌になるかわかっているのかよー。
スポット失敗している部位は穴貫通はしていないが鉄が歪んでます。
そもそも溶接した部位は錆びやすいのです。そこが歪んでいるのだから汚れが溜まりやすく水もたまりやすい。
さらに歪んでちょっとでも膨らんでいる部分は塗膜がどうしても薄くなり、塗装が傷みやすい。
その結果、ちょっとでも塗膜が傷んだら錆びが発生して塗装の下に錆コロニーができていくという悪の多段論法になってます。
もちろんですが、ルーフモールで隠れていた側面部分もサビ肌ですよ。
本日はサンドペーパーでサビ位置確認のために研いだたけです。右側の本格的なサビ取りはまた今度ね。
昨日にパテ研ぎをした左側です。
薄付けパテが必要かなーと確認しまして....
もうちょっと削った方がいい箇所があったので微調整で研磨しました。
薄付けパテ無しでこのままいってみようと思います。
昨日にタイムアップで処置できなかった、右側の側面部分のサビ取りした箇所へ錆転換剤を塗りました。
さてさて....
本日最初に仕込んだパテが硬化しましたよー。
私は彫刻家になりますよ。パテを削って綺麗に造形するのです。
と、たいそうなことを書きますが、ハンダを造形するよりはずっとお手軽です。
だって、パテはもともと造形するための素材なんですから....
こんな形に造形してみました。
反対側からの写真ね。
もちろん水を流して、エンジンルームフード脇のドリップレールへ水が落ちていくのを確認です。
しかーし、まだ安堵してはいけないのです。
実際に綺麗に造形できているかは、プラサフを吹いていろんな色を消してみないとわかりません。
ということで、プラサフをシュー。
おおお~っ。と自画自賛です。
以外にも綺麗にカールのラインも出ましたよ。
外側からみたら、ちょっとボテッと飛び出しているところがありますが....
この飛び出し部分が本来のレールの一番横へ飛び出ている部分です。
つまりパテ整形のところだけ意図的にカール部分を細目にしました。
というのは、この上にはルーフモールが挟み込むんですよね。
パテ整形の部分は挟まないようにと、ちょっとだけ細見にした次第なんです。
と、理屈をこねてデザインしてみましたが、実際にモールをはめたら「パキッ」とやっちゃうのかなー。
まぁー、今は難しいことは考えないようにしよう。
以上で本日のスバル弄りは終了です。