先ほどaitendo製M6009-S昇圧モジュールを紹介したところで、使用しているIC(XL6009)がSEPIC方式にも使えるということが分かり、M6009-Sを改造することにした。
データーシートの参考回路にある±出力を試したかったのでコイルには3捲き線のaitendo製チョークコイル [T9X5X3-5TX3] を使うことにした。
3捲き線で、各インダクタは実測値で230uH/1kHz、140uH/100kHzになっていた。
カップリングコンデンサは10uF/25Vセラコンをパラシリーズにして使用。
現状のインダクタを外して空中配線で改造する。
出力が12Vとなる様に調整し、入力電圧は5V~20V可変してみたがSEPICの特徴である、出力電圧に対して入力電圧が+-でも出力は安定化している。
スイッチング周波数は約300kHzだった。
但し、電圧検出が+側に入っているので、+-の負荷は近くなっていないと、電圧差が発生する。
LEDを接続してみた。
+-に各4個直列で約50mA流すことが出来た。
データーシートでは±1Aまで流せる様なので、今後の問題だがインダクタを巻いたりして実験したいと思う。
ICがかなり発熱するが表面にフィンを付けられるスペースが無いので、基板裏面に放熱接着剤で貼り付けた。
今回は、3巻き線のインダクタを使用したが、SEPICの特徴として別巻き線でも、問題無く動作する様だ。(2巻き線では、以前のブログで確認済み)