やってよかった過食対策:「禁止!」よりも「今できること」 | 拒食症から「卒業」!根本から回復する方法

拒食症から「卒業」!根本から回復する方法

体重より「生き方」を変える拒食症の克服ブログです。拒食症の娘を持つお母様に大好評!摂食障害の卒業をめざすカウンセリングをご提供中しています。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。


過食が止まらない・・・


こうしたご相談は、とても多いです。




繰り返しますが、摂食障害は心の病気なので、治るには以下の2つが必要だと考えます。

(1)心の根っこの治療
(2)対処療法


今回お届けする「過食対策」は、あくまで(2)対処療法です。

そのため、あなた自身で相性の良い治療者のもとで、治療を進めていくことは、大切になさってくださいね^^


私が、過食対策としてやってきたことの中から「やってよかった!」と思えることをご紹介します。



私の過食対策


■コンビニに走る前に買い物リスト

■過食費はレシートで後から清算してもらう

■ハーブティーは救世主

■普段の食事、足りていますか?

■家族のいる場所で過食すること

■たくさん食べることは悪いことじゃない



■コンビニに走る前に買い物リスト


少しは冷静さを取り戻してきた頃に思いついた対策です。


「食べたい!」となったら、一直線にコンビニに走るのではなく、買い物リストを作るようになりました。


メーカーも分かっているものは、出来るだけ詳しく、書いて、それが売っていなかったら買わない。


ただ、それだけを決めただけでも、過食の勢いは静まっていきました。


そして、目の色を変えて、食材を買い込む自分が嫌でたまらなかったですが、「普通にコンビニで買う」という状態に少しは近づいた気がします。


■過食費用はレシートは後から清算してもらう


コレは我が家の場合ですが、過食対策というより自然にやっていたことです。


ですが、摂食障害専門カウンセリングでお話をうかがっていると、お金の使い方についてたくさんの疑問が沸いてきます。


あくまで、家族に養ってもらっている時期に限定されますが、養ってもらっている以上、自由がある程度制限されるのは、仕方がないことだと思っています。


・・・


まず、過食のためにコンビニで買う時は、自分のサイフから支払いをします。


その際、必ずレシートをもらいます。


帰宅後、レシートを入れる場所に入れます。


後日、母はそのレシートを清算して、私に現金で支払ってくれます。

・・・

これを当たり前のように続けていました。


母から過食が多いとかお金がかかるとかいうコメントは一切ありませんでした。


当時、過食以外もすべて親に養ってもらっている時期だったので、他のものと代わりなく支払ってくれていました。


■ハーブティーは救世主


何度も書いているので、このブログの読者さまには浸透しているかもしれませんが(笑)、


過食時のハーブティーは、やっぱり助けになりました。


・過食のスピードが落ちる
・水分でお腹がふくらむ
・温かいのでリラックスにつながる・・・etc.


一人暮らしの時期も、ハーブティーはマグカップで入れていました。


ただ、自分で作るのが面倒になり、茶葉からティーバッグになりましたが^^;;

■普段の食事、足りていますか?


これ、重要です!


普段からお菓子たべていますか?
普段、3食の食事は、「あ~、美味しかった!」で終われていますか?


普段の食事・栄養が足りなければ、過食衝動が来るのは当然です。


特に避けがちな炭水化物こそ、必要な糖質。


糖質が足りなければ、
糖を欲した身体が
甘いものをはげしく要求するのです。


■家族のいる場所で過食すること


私と我が家にとっては当たり前でしたが・・・


カウンセリングでお会いする方々とはかなり異なるようです^^;;


私は過食する時、いつもいつもテーブルで食べていました。


元々、自分の部屋でお茶以外の飲食をする習慣がなかったので、
当たり前のように、いつものテーブルで食べていました。


私は、これが良かったと思っています。


コソコソ食べるよりも
堂々と食べること。


その際、母はフツーに生活していました。


家事をやっていたり
TVを見ていたり
フツーに話しかけてきたり


何もかもがフツー。
これが良かったと思っています。


■たくさん食べることは悪いことじゃない

これ、とてもとても大事ですが、忘れがちなことです。


過食を敵視し過ぎることは、悪化につながったり、自分を責める気持ちが大きくなりがちです。


でも、ホントは「食べたらイケナイ」なんて、誰も言っていないし


たくさん食べることがダメと決まっているわけでもない。


私はいつ頃からか「たくさん食べることは悪いことじゃない」と思えるようになりました。


別に法律違反するわけでもないし
食べたから誰かから怒らられるわけでもない(笑)。


そんなふうに思えるようになってから
過食を責め続けることがずっと減りました。


食べても
食べたいなら食べてもいい

食べたいのだから「美味しい!」って思って食べよう。


きっと何年も何年も時間がかかったと思います。


でも、「たくさん食べることは悪い事じゃない」と思えるようになってから、ずっと気持ちがラクになっていきました。


ラクになれば、
自分を責めることが減り


自分を責めることが減れば
過食も落ち着いてきたり
「食べてよかった」と思えたり


「食べてよかった」と思えれば、
「ちょっと歩こうかなぁ~」という運動がラクに出来たりします。


・・・


過食が続けば、体重が増えていって、それが嫌でたまらないはずです。


けれど、絶食・断食したり、強迫的に動き回ったりしても、何も解決していかないのです。


その場その場で出来ることと共に、
「心の根っこ」をちゃんと見つめていくことも大事にしてほしいのです。


摂食障害から卒業された方の声、「他のことでまぎらわしても心の根っこの部分に向き合わないと解決しません」はこちらです。







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