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1万円昇給の重みを理解していますか?

2016-06-23 12:25:24 | 日記

こんにちは。

今日のテーマは、「人材不足」。

今、介護職員や保育士の人材不足がよく取り上げられ、その待遇や報酬の低さが問題になっています。

どちらの仕事も人が生活する上で欠かせない職業なので、国も何らかの対策を掲げて対応しようとしています。

個人的には介護の業界にいたので、国として対応してもらえることはいい傾向なんだろうな、と思いますが、一方で
そのこと自体に疑問を持つ立場の人もいることを忘れてはなりません。

保育や介護以外にも、待遇や報酬が悪く人材が集まらない職業があります。その職業はもしかしたら保育や介護のように
半分公的な側面のない仕事かもしれません。

しかし、その職業の人がいなくなると確実に困る人がいることも事実です。

そういう職業の人達は、自らの意識と工夫と思考でその対処を考えておられます。なぜなら国が税金を使ってなんらかの
対策を打つことはないからです。

そいいう方々のお話をお聞きすると、一概に保育や介護の人達だけが劣悪な環境にいるとは思えません。


保育や介護の仕事に従事している人に国が対策を打つことに反対しているわけではありません。

その渦中にいる保育・介護に携わる人達も、そういう世の中の状況にもっと目を向けて、自らの力で道を切り開くすべを
もう少し意識してもうことも必要ではないでしょうか。


1万でも報酬が上がる。それが国民の税金から出るものだとしたら、それを受け入れるだけの認識は必要でしょう。
普通、1万円給料を上げることは大変なことです。確かに保育や介護の仕事がもともと低い報酬なので焼け石に水だ!という
感覚にもなるでしょう。

でも一般の民間企業が全職員の給与を月額1万あげようと思うと、それは相当な覚悟が必要です。


確かに保育や介護の仕事は大変だし、かなりの精神力も必要です。続けていくことは難しいことかもしれません。

でも、頭の片隅にこういう認識を持って、知識や技術の向上だけではなく、自分自身がどうやってこの仕事をよくしていくのか、
どういう目標を持って仕事をするのか、広い視野で社会の状況を知り、この1万円の意味を考えてもらえればと思います。

私は今年に入ってたくさんの業種の方と面談をさせて頂き、改めて介護業界を見つめ直す意識を持ちました。


待遇がどう、報酬が低い、勤務時間が長い、精神的にきつい・・・それはどんな仕事でもそうです。

問題はそのことに、自分自身がどう向き合い、自己研鑽をし、社会を見て、自分の歩む道を描くかということです。

それを放棄している状況が続くのなら、いくら国が報酬や待遇を改善しても同じではないでしょうか・・・



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