サブ3より希少な記録を達成!!高知龍馬マラソン2018
先週2月18日(日)に行われた「高知龍馬マラソン2018」にて、希少な記録を達成しました。
高知龍馬マラソン主催者が発表した記録を入手して確認した所、サブ3を達成した人数よりも私と同等の記録を達成した人数のほうが大幅に少ないことが判明しました。
という事でその報告です。
希少な記録とは?
高知龍馬マラソン2018の男子の出走者は8,588人でサブ3達成男子は120人で出走男子の1.4%となります。
対する私が達成した記録と同等の男子は83人でその割合はたったの0.97%となのです。
サブ3達成者よりも大幅に少ないのです!
これまではサブ4達成するまではと自分の記録はここに書きませんでした。しかし今回はこのように希少な記録であったためこの記事を書くことにしました。
という事でネタばらしです。
はい、7時間オーバーの記録をもらいました。パーソナルワーストレコードです。^^
高知龍馬マラソンは日本陸上競技連盟公認・IAAF/AIMS公認のコースで2017年度日本陸上競技連盟競技規則に準拠していて、制限時間は7時間となっています。
その7時間を越えているのに記録としてくれています。びっくりです。
ランナーズアップデートにも記録されていますし地元の新聞に載っている完走者の全記録にも載ってます。
確かに最後の収容関門は41.2km地点となっています。
この関門の制限時間は15時58分で、残り2分で1km走らせるのかと思っていたのですが本当にこの関門が最終関門だったようです。
さて、このまま今シーズン他の大会で完走しなければランネットの全日本マラソンランキングの記録証を発行できるのですが、来月にとくしまマラソンがあるのでそれは叶いません。残念なようなほっとするような。
記録への道
この記録となった顛末を少し書いておきます。
金哲彦コーチを追い抜く!
スタートしてすぐ、2km地点を過ぎた辺りでゲストランナーの金哲彦コーチを追い抜きました。
今年も龍馬の仮装をしてくださり、おりょうさんの仮装の奥さんと走っておられました。
ちなみに龍馬のヅラは今回もバージョンアップされていて三代目となっています。
ラストは12km走のつもりで!
さて、20km手前で身体がだいぶんつらくなってきました。それでも踏ん張って20km地点の浦戸大橋を渡ったのですが、太平洋沿いの花街道でとうとう内臓も悲鳴をあげました。
吐き気でペースが保てなくなりました。というかペース的にはボロボロです。
実は今回、もしいつものようにこの状態になったらどうするかを事前に決めていました。
30km過ぎにあるトイレと自販機がある地点で、思い切って長時間休憩をとって身体を回復させて、42キロのマラソンではなく12キロ走にするという作戦です。
今回それを実行しました。
横になって30分間休みました。自販機で暖かくて甘い飲み物も飲みました。
30分後、さあ残りの12キロ走に出発です。
が、すぐにまた吐き気がきます。何も口にする気になりません。ペースも上がりません。全然進みません。
およそ1時間後、救護所に入ると脱水症状と診断され点滴を打たれました。弱った胃腸は何にも吸収してくれなかったようです。
脱水症状になるとブドウ糖のタブレットを口に入れても溶けないんですね。ツバが出ないから。笑っちゃいます。
溶けないブドウ糖を口に含んだまま毛布にくるまれて点滴を打たれているとツバがでるようになり、お腹が空いた感じも復活してきました。
点滴バンザイ!
パトカーを追い抜く!
さて今度こそラストランです。
コースに戻って走ります。走れます。
ペースはキロ6分台で走れるようになってます。点滴ゴイスー!
でもちょっと変です。
周りに誰も走ってません。
アレ?
トンネルを抜けると前方にパトカーが見えます。
アレ?
そうです。最終ランナーの後を走るパトカーです。そのパトカーが自分の前を走っています。救護所にいる間に最終ランナーに追い抜かれたようです。
最終のパトカーに追いかけられたことはありますが、その後を走るのは初めてです。
まあでもこちらはなんとかキロ6分台で走れるようになっていますからジワジワと追いついてパトカーを追い抜きました。
キロ表示の看板がありました。。
次の関門まで1.5kmあります。制限時間を確認します。今の時刻を確認します。残り10分を切ってます。
間に合うのか?
ペースを維持できれば間に合うはず。焦って無理をして走れなくなるのが怖かったのでとにかくペースを守る事だけに集中します。
関門が見えてきました。近づきます。あと1分の声が聞こえます。近づきます。あと30秒の声が聞こえます。近づきます。。。越えました!
なんとか関門をパスしましたが、そのツケを払うことになりました。また調子が悪くなりました。
もう7時間以内のゴールは絶望的に思えました。
そして記録へ!
40km過ぎ辺りからこのままなら間に合うと声援を送ってくださる方が居ました。普段はギャラリーの言う事は惑わされるので信じません。公式の表示しか信用しないのですがこの方はずっと私達とともに移動してずっと声援を送ってくれます。どうやら先にゴールした選手の方のようです。
この時は最終関門を通れても7時間以内にゴールできないとダメだと思っていたのですが本気でずっと声援をくれるので信じて諦めずに走り続けました。
そしてなんとか最終関門を通り抜け、そこから600mほど続く上り坂を上り、競技場に入ってトラックを3/4周してゴールしました。
で、トラック内の芝生に倒れ込んだ状態で撮った写真が冒頭の写真です。
さいごに
救護所でお世話になった方々*1、40km地点付近で遅い時間にもかかわらずコーラを提供してくださったプライペートエイドの方々*2、そして40km付近からずっと声援を送り続けてくださった方、本当にありがとうございます。
おかげさまで無事にゴールできました。
ありがとうございます。
現場からは以上になります。
【2018/03/27 追記】
さらに希少な体験をしました。