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足元の七不思議

2017-10-18 06:25:47 | 日記
六つの不思議

 公園のトイレに入ろうとしたら、外壁に何か変な物が。
指先で軽く触れた瞬間ポトリと落ちて、すたすたと動き始めました。
追いかけながら良く見るとそれは不思議な生き物、「ナナフシ」でした。
 今日は世にも珍しい昆虫、ナナフシのナナフシぎな話です。

 節足動物門昆虫綱ナナフシ目のナナフシは、国内に10数種、世界中に2500種
以上生息しています。
木の枝にそっくりな姿をした虫と言えば、あああれね、と思い浮かべる方も多いでしょう。
 身動き一つせずに枝の様に木に張り付いている姿からは想像しにくいのですが、危険
を感じた時には結構素早い動きで逃げて行きます。
 さてナナフシの不思議その1は、消化の能力です。
植物食でムシャムシャとサクラやコナラの葉を食べまくりますが、1本の棒の様な
細長い身体で一体どうやって繊維質だらけの葉を消化するのか、見当がつきません。
 不思議その2は、単為生殖をするとは言え、オスのナナフシがほとんど見つからない事。
どこかに隠れているのか、はたまた地上に存在していないのか、どちらなのか気になります。

 その3はあんな華奢な体をしていても、自分の体重の40倍の重さを運べます。
その原理が最新ロボット開発に生かされていると言います。(Wikipedeia より)
 4つめは巨大な仲間がいる事。
中国で発見された個体は60cmを超えると言いますが、古代の大型トンボのメガネウラ
が生きていた時代とは環境が全く違うのに、どうしてそんなに大きくなれるのか興味津々です。
 そして何と言っても最大の不思議は、ナナフシの擬態です。
木の枝や葉っぱ等の背景に似せて、自分を目立たなくさせる隠蔽擬態のチャンピオンです。
しかもそれは成虫だけではありません。
3mm程の卵は枯葉が積もる地面にばら撒かれますが、まるで草の種の様です。
(西田賢司・探検昆虫学者 より)

 進化の過程でこの能力を手に入れたと説明されますが、偶然の連続の末に擬態に辿り
着いたとは到底信じられません。
あらかじめ「こうあるべきだ」のデザインがあって、それを目指して姿を変えたとしか
思えません。

七つ目の不思議

 これで6つの不思議を紹介しました。
残るはひとつですが、今日はそれを披露するのは止めときましょう。
どうしてかって?
その理由は次のどちらかです。
1:途轍もない不思議なので、別の機会にじっくりと紹介したい
 2:実は何も思いつかないので、如何にも何か秘密がありそうに周囲を欺く擬態をしている。
 えっ、何ですって?
3つ目の選択肢があるだろうって、それは?
「そんな事はどーでも良い。」
なるほど。

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