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身近な生き物:生き血を吸う虫 後編

2017-12-13 06:25:07 | 日記
脅威のジャンプ力

 突然の体調不良に襲われてダラしなくも途中でやめてしまった、先週の
「身近な生き物」。
「森林公園でチュパカブラに接近遭遇してしまったせい?恐ろしやチュパカブラ、
です。」まで書いて唐突に終わらせてしまいました。
 体がだるくてどうしようもなくてギブアップしたのですが、ぐっすり寝たら
元に戻りました。
1週間の遅れですが、今週はチュパカブラの正体を探ります。

 カマドウマと呼ばれる昆虫がいます。
家の中のかまどがある辺りに姿を現し、背中が大きくて丸まっている様子が
馬の背に似ている事から、そんな名前が付きました。
 私が子供だった頃にはどこの家でも、台所やふろ場で飛び跳ねていました。
しかし気密性の高い現在の住宅ではまず目にする事はありません。
今はもっぱら家の周辺や森の中などで暮らしています。
閉所狭所ジメジメした所が大好きなので、倉庫の片隅や樹の洞などに身を
潜めています。

 色々な昆虫を飼って来ましたが、カマドウマはとうとう飼う気にはなり
ませんでした。
怖くは無いし特別気持ち悪い訳でも無い代わりに、魅力もありません。
 別名「便所コオロギ」と呼ばれる様に、姿かたちはコオロギに似ていなくも
ありません。
薄茶色のボディは同じ系統の色をしていますが、表面にテカテカの光沢が
あるのでツルンとした印象です。
 後ろ脚が規格外の大きさなので違和感があります。
不釣り合いな程大きな後ろ脚でジャンプして、今にも飛び掛かって来そうです。
実際その脚の力は異常な力を発揮します。
飛び跳ねたその先にもしも障害物があったら、カマドウマは勢いよく激突して
場合によっては死んでしまいます。(Wikipedia より)
 成虫になっても翅が無いので、虫らしさを感じさせません。

吸血の実態

 そんな少々変わった印象の虫を何十年ぶりかで見つけました。
毎日歩く森林公園の歩道脇に生えた大きなクヌギ。
その幹の頭の高さ程の場所に30cm程の裂け目がありますが、そこにいました。
秋の中頃まで毎日の様に奥から這い出して来ては、前を通る者を見下ろして
いました。

 ところで先週の羊の生き血を吸う怪物チュパカブラ、それと数センチの虫とは
何か関係があるのか、お読みのあなたはきっとそう思っている筈。
あるんですよ、関連が。
 <山岳部に棲むカマドウマは羊の生き血をすすります。>
驚きの情報がありました。
これまで読んだ昆虫図鑑にはこんな記載は全くありませんでしたが、Wikipedia
情報ですから間違いではないでしょう。
 羊にかぶりつきチュウチュウ生き血を吸う姿は結構ホラーです。
チュウカブリをするとは、便所コオロギの分際でやるものです。


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