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健康長寿 めざしましょう

何をするのか、パルスオキシメーター

2017-04-24 06:25:56 | 日記
日本の発明

 「体温を測って下さい、その間に血圧を調べます。」
手慣れた様子で測り終えると、次に看護師は私の指先に見慣れない器具を挟みました。
「これが例のあれか」指先の万歩計の様な物を見ながら、少し前に読んだ新聞の記事を
思い出しました。 

 毎週月曜日は専門知識の欠片も持たない私が、ウォーキングを通じて健康長寿を手に
入れようと奮闘するお話です。
今週は「パルスオキシメーターって何ぞや」です。

 微熱が続くので嫌々総合病院に行き、問診と計測を受けました。
体温や血圧ならば自宅でも分かりますが、今指先で測っている結果は普通調べられません。
どんな数値が出るのか興味津々です。
 その器具はパルスオキシメーターと呼ばれています。
ネットで調べてみました。
通販では手ごろな物で8,980円、高い物では3万円5万円と値が張ります。

 器具が測るのは「血流の酸素飽和度」。
新鮮な酸素を含んだ動脈血は心臓の左房左室を経て全身の臓器に送られます。
この時、呼吸機能が正常であれば酸素の飽和度は90%以上になります。
それ未満だと呼吸不全と診断され、もしも50%を切る様ならば心停止が間近に迫る
一大事です。
 目に見えないそんな状態を、身体を傷つける事無く簡単にしかも数秒で測定するのが
パルスオキシメーターです。
1973年に日本のメーカーが開発しました。
当初は結構な大きさがありましたが、小型軽量省電力を目指した末に、現在の簡易な物が
生まれました。

褒めると育つ

 正常な呼吸機能を保ち酸素の飽和度を高めるには、有酸素運動が効果的です。
日々のウォーキングがどれ程役立っているのか、早く結果を知りたいところです。
 問診と計測はすぐに終わりました。
これを持って内科の前でお待ちください、そう言いながら書類の入ったセロケースを
寄越します。
 調べ終えた計測値を伝えてくれる気は無さそうです。
しかしこの機会を逃したらウォーキングの成果が分かりません。
思い切って、次の患者を迎えようとする看護師に尋ねると「99%」
素っ気ない返事が返ってきました。
「凄いですね」そんな風に言われたらうれしいのですが。
「年よりは健康を褒められると元気になるんですよ」と言いたくなりましたが止めました。
 年寄りが丈夫になったら病院は流行らない、だから無駄に元気づける言葉は掛けません。
それが彼女なりの仕事に対する熱意。



 
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