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となりの国

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ここから雲の中/カラフルかき氷





モスケラの宿を出ていったのがたしか昼ごろ。


それまではまわりの景色は家が並ぶ町だったり工場風の広い土地だったりが広がっていたのだが、
ここから一変、山道に変わる。

木々が生い茂り道が狭くなる。

しかし起伏は平たん、もしくは下りが多く、

それはもう順調に、そして単調に、先へ進むことができた。



    ↑ロータリー看板の町の名前がものすごく多い。迷いそう



    ↑なんだかかわいい建物。カービィかヘーベルくんに見える

マドリッドという小さな町の横をすり抜けた。

いつもなら必ずよっていってフラフラッとしてササッといなくなるか、気に入れば泊まっていくところなのだが、今はあまり時間がない。

出国期限がジワジワと迫ってきているのだ。



だからあまり時間をかけずにマジメに走ろうとがんばっている。

ほら、だから最近写真も最近少なめだったでしょ?




    ↑長いホースで水道水に使っているようだ



いくぶんか走り、Facatativa(ファカタティバ)という町へ。

ここもすり抜ける予定だったのだが、街角から中心広場が見えた感じがなんだか楽しそうだったため、チラッと見ていくことにした。

広場は非常に賑わっており、アイス屋やお菓子売りのカートがたくさん見える。

ベンチや段差にはカップルや親子が座ってスペースが埋められている。

広場のはじっこには、自家製CDをコンポでかけながらそれに合わせてケーナやパンフルートを吹いている人がそのCDを販売していたりする。


その雰囲気に混ざりながらアイスを購入。

いくらか忘れたがかなり安かった。

溶けるアイスを口に運びながら、その町の流れに身を任せていた。




ファカタティバが気に入ったのでここで一泊しようかとも考えたのだが、

ほら、言ったでしょ?

今はマジメに走ってるって。



もちろん泊まりませんでしたとも。

がんばって走らなきゃ。



その先、坂をのぼっていくと、あたりは霧に包まれる。

どうやら雲に入ってしまったようだ。

気温も温暖から少し肌寒くなったので、高度もそこそこ上がったと見える。

今にも雨が降り出しそうだったのだがそこから一気に下り道、そして看板には

「Alban 10」の文字が書かれていた。

この坂だったら10kmはすぐだろうと睨み、そのまま駆け出す。



5kmほど進んだだろうか、目の前にぽつんと建っているレストラン。

隣にはホテル、しかも wi-fi zone と書かれているではないか!!

値段も手頃だし、部屋はきれいだし、ここに泊まろう。

と部屋をとったところでまるで打ち合わせたかのように降る大雨。

この雨を避ける勘…というか運は、未だ鈍っていなかったようだ。

このホテル、wi-fiがあると書いていたが、実は繋がるのはメールとtwetterとfacebookとgoogle検索のみ。

他は有料だったらしい、というのを知るのはもう30分後のことである。

______________

翌日は晴れ。

くだり道を駆け下り、看板に書かれていたアルバンに入らずに右に曲がる。

道路工事で足止めをくいながら、そこからもずっとくだり道。

こりゃ楽だ。

そのままVilleta(ビジェータ)という町に入る。

ここでも寄り道して広場へ行ってみた。

ここの教会はあまり目立とうとしていなく、そのおかげで町を作り出している店や広場、露店などに目がいく。





    ↑町自体はそんなに大きくない

久しぶりに見たかき氷を買った。



    ↑とってもカラフルだ



    ↑中はこんな感じ



    ↑チョラオという名前らしい。今まで見たやつとは違う名前だ


ずっと坂を降りてきただけあり、ここは蒸し暑い。

ジメジメしていて気温も真夏という感じの暑さだ。

おかげで洗濯物も乾かない。

今日宿から出てきたときはかなり冷えていたので、秋から夏にいきなり飛んだ気分だ。

それにしてもここまで暑いのは久しぶりだ。

ここ数ヶ月高地の寒いところにいたので、この暖かさが懐かしい。

やっぱり季節の変化を感じられることはいいものだなぁ、

と、実際ビジェータは季節関係なくつねにこの温度なので少しズレた感想を持ちながら、ここに一泊することに決めた。

まだ昼の2時。

全然走れる時間帯である。




あれ? マジメに走るんじゃなかったの?

いやいや、たまには息抜きもね必要でしょうと。



そう言い訳を残しながら、やっぱり好きなときに好きなだけいられるのはいいことだなという思いに耽るのでした。

でもそれってやっぱり贅沢なのかなぁ。

ただ今回はここに泊まったことがかなり正解だったと次の日気づくのです。





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