義妹が初めて1年以上付き合いを続けている彼氏M。
義父の容態が随分と悪くなってから、義妹はMに対して疑念を抱くようになったらしい。
この人のことを信じられない気がする。。。って。
元々何かがあってのことなのか、義父の死により単に義妹の精神的負担が遂に爆発したからなのかは定かではないのですが、義妹は毎日早朝から夜中まで、Mと激しい喧嘩を繰り返しています。
一度など、義父の訃報を報せる電話をしている義母の寝室まで声が届く程だった為、「今がどんな状況だと思っているの!大人になりなさい!」って、二人揃って叱られていた。。。
その時の喧嘩の原因は状況的に「何で今なん?」ってことでもあったので、30男が大人になれと言われても仕方のないものでしたが。。。
そんな2人は以前、義妹が子供の頃から通っているサイコロジストBのところを共に訪れました。
ALS患者とその家族を対象として受けられるカウンセリングセッションのために。
Mはその「家族」の対象には入らないのですが、義妹をサポートするために知っておいた方が良いこともあるので、同席することになった様子。
義妹はそこでBがMに提案した義妹へのサポートをMが一切行動に移しておらず、やってみようともしていないと怒る。
サポートどころか、義妹が義父の介護や不安、恐怖でいっぱいいっぱいになっている時、Mはただその場から逃げるのだと言う。
しかし、義妹が求めるサポートって一体何なのだろうか?
Bから具体的に何をするとかって言われていたら、とてもわかりやすいだろうけど。
けど、だからと言って形ばかりのことをされていても意味はないし。。。
最近の義妹の口ぶりから、どうやら義妹自身もMに何を求めているのかわからない様子。
既にMに対して「嫌い」という気持ちが芽生えて来ているなら、何をされても腹が立つだけかもしれないけど。
そんな状況としては、Mの人となりや義実家における"義妹の"彼氏としてのこれまでの立ち位置のあり方から考えて、悪くない出来と言えなくもないと思うのですが。。。
なのに闇雲に「何もサポートしてくれてないじゃない」って怒鳴られるMが、何だか気の毒でもある。。。
義妹の苛立ちにうなずける部分も確かにあるけれども。。。
けどまぁ、サポートの在り方って、される側によっても求めるものが違うから難しい。
けどそれが何かわからなければ、とりあえず今は義妹のためや義実家で自分ができることを進んでやれば良いんじゃないだろうか。
葬儀が終わるまでは、せめて自分が義妹のいらん負担にならないようにするとかも含めて。
朝早く起きて、義母や義妹にその日自分ができる用事がないかと声をかけるだけでも、相手に与える気持ちは全然違うと思う。
「義妹や義母のために私はいつでもここにいますよ」ってことを知らせるだけでも、実際何かを頼まれることがなくたって相手にはある意味「保険」的な心の支えのひとつになるから。
W家にはこんな「お約束ネタ」がある。
何か緊急事態や重大なことが起こった時、義祖母は必ず床を掃き、お茶を入れ、スープを作るというもの。
どんな時も、何に手をつけていいのかわからないようなショック状態や混沌の中にいる時は、絶対に義祖母がこうしていることを笑いのネタにしているのです。
けど事実これはすごく心を落ち着かせる効果がある。
いつ何時でもお腹は空くし、家が汚れていると気持ちも荒むしね。
そして気がつけば今回は私が義祖母の代わりを務めていました
義父が亡くなった当日から文字通り、義実家を訪れる人や忙しい義母達にお茶を入れ、ご飯を作り、掃除をしている。
でも実際、葬儀の曲選びや写真選び、親戚や多くの友人達への訃報、その他お葬式の段取りに関わるあれこれは義母やMJに代われるものではないので、私にはその程度しかできることがないのですが。。。
そんなわけで、急だったこともあり義父が亡くなった当日の義実家での晩御飯は、給食?ってぐらいの大きさの業務用鍋で大量に作った豚汁と、しめじと鶏肉の炊き込みご飯だったという。。。
ちなみに初めて日本食を食べたオージー達にも大好評でした
Colesにしめじが売られてて良かった。
って、話が逸れましたが、「これ以上喧嘩を続けるなら、今の状況のこの家の中ではなく、どこか別の場所に行ってやってちょうだい。他意はないけれど、このまま騒がしい喧嘩が続くならMをもうここには住ませられないわ。」と義母からガッツリ言われた義妹とMですが、今日も絶賛喧嘩中。
義母に個別で謝りに来たMは、引っ越しを考えているみたいだけど、次の瞬間には二人で仲良くDVDを観てたりするから、いったい何なんだか。。。
で、そのうちまた怒鳴りあうという。。。
あんなジェットコースターみたいな関係、絶対嫌やわ。。。