現在、同性婚に賛成か否かを問う郵便投票が始まっているオーストラリア。
こないだの日曜日は、marriage equalityを実現させようってことで、パースで集会がありました。
LGBTQIやその親達などのコミュニティの人達はもちろん、その友人知人や家族、また同性婚に賛成している政治家達なんかも参加して、なかなか良かった。
どうやら日程が急に決まったらしくて、想像してたよりもこじんまりとはしていましたが、本当に行って良かった。
MJが持ってるサインはこの会場でTシャツを買った時に頂いたもの。
集会はあるLGBTコミュニティの代表者や、親の会の代表者、アイルランドでの国民投票に尽力した人(アイルランド人)などなどが自分たちの経験を元にしたスピーチや、司会者が自分の親戚にその場で電話して(相手にはスピーカーフォンになってることは内緒)「投票を促す」方法をデモンストレーションしたりって感じ。(「賛成」を促すものでは無い)
デモンストレーションの電話はガチなので、かかってきた方は普通に前日あった面白話をし始めて、めちゃ面白かった
スピーチもどれも良かったのですが、まだ投票権のない年齢なのに自分でLGBTコミュニティを立ち上げた少年のものと、LGBTの親のコミュニティの代表者のものが特に良かった。
少年はかつて自分がゲイじゃないかと疑い始めた時の信じたくない気持ち、なんとか否定したい気持ちに苦しみ、恐怖に怯えていたことをはじめ、その後どうやって今の「自分」を受け入れ、前向きになれたかを語った。
ゲイの息子を持つ親のコミュニティの代表者である女性は、ずっと息子がゲイであることに気づいていたけど、どれだけ家族間がオープンでお互いを認め合えるように努めていても、息子が一切カムアウトしてこないことに心を痛めていたと言う。
息子にとってはそれだけ苦しくて、1番の理解者で味方であるはずの親にも言えない辛いことなのかと。
その後この女性は自ら息子と話をする機会を作り、家族の絆を途絶えさせないようにと、その妹にも話すように諭したという。
兄からゲイであることを打ち明けられた妹は、
「あぁそうなの?てことはさ、あんたのファッションって明日ぐらいからちょっとは良くなる?」
って、驚くこともなくシレッと言ったそうな。
そう言えば、MJが義妹に決死の覚悟でカムアウトした時も、義妹の反応は似たようなものだったな。。。
いとこ達にカムアウトした時も、
「うん。それで???」
って感じで、「どうってことない感」がすごかった。。。
いい投票結果が出るといいな。