あの鳥は　もう　来ない

六月の庭で

春を謳い　春を呼ぶ

さえずりは　彼方へ


束の間だけど

私の小枝で
　　　　    やす
羽を　憩めて

飛んでった　


また　何処かの誰かの

庭先で

酔わすほどに　

うっとりと

囁くように

謳うのでしょう



 


アカシアの　花びら

ぽろぽろ　舞い散り

根元に　腰降ろして

小箱を　開けれど


壊れてしまった

オルゴールの

胸に　メロディー

懐かしむ


六月の子守歌

奏でては

傷を眠らせ

ぐっすりと

愛を撫でて

癒しましょか　



 

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六月の子守歌　　　2015.06.02
http://ameblo.jp/eequalir3/entry-12034125476.html  

昨年、ご紹介したウィッシュの『六月の子守唄』の
アレンジバージョンの動画が　とても素敵だったので
今年も6月が終わらないうちに　再アップしたくなりました。

それに伴い、昨年とは趣きの異なる詩を　
創作してみました。




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