連日、養殖真昆布の水揚げが続いているここ白口浜真昆布の里、函館市南茅部地区の前浜。
多少、天候が悪くても海が危険な状況ではない限り水揚げは行われます。
沖の養殖施設から引き上げられ、おかに戻ってからは一枚一枚にして吊るし、日干し、風干しを行い、最後の乾燥の仕上げは乾燥場・通称〝カンソバ〟に入れて行うのですが、そのカンソバはこんな感じです。
そしてこれが乾燥機。
重油を燃やし、上部から空気を取り込み、下の吹き出し口から熱風を送ります。
昆布が収められたカンソバを入口から見るとこんな感じです。
天井には扇風機が付いていて、熱風がまんべんなく全体に行き渡るように循環させています。
そして、乾燥機に火が入り、しばらくするとカンソバ内はこのようにカメラのレンズも曇ってしまうほどの熱気に満たされます。
さらにここからが肝心で、昆布を密度の濃い黒く仕上げるためには乾燥機の温度調整はもちろんのこと湿度調整で窓を開け蒸気を排出するなど気が抜けない作業が続きます。
それには漁師さんたちのこれまでの経験で培われたノウハウがものを言います。
ひとつ間違えると昆布の表面が白くなってしまい、昆布の評価を落とすことになってしまいます。
そして、乾燥した昆布はこのように束ねられて次の工程を待ちます。
製品原料として当組合に入ってくるのはまだまだ先のことです。
手間と時間とコストのかかる昆布。
漁師さんたちは入札価格も気になるところですが原油価格と為替にも敏感です。
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